知られざる世界 ケルン大聖堂編②
石工ブースでは、塔の上の飾りをいくつかの工程に分けて製作していました。
まずは大きな石の塊を大型グラインダーで大まかに加工していきます。
その後、石工職人さんがある程度まで形成。
最後は彫刻家の手で仕上げ、この一連の作業にほぼ一年かかるのだとか…脱帽その2
隣の壁にファサードスケッチが貼ってあるので、おそらく教会棟のパーツなのでしょう。
一つの作品を幾人もの職人さんの手で工程毎に仕上げる手法は日本の伝統工芸も一緒ですね。
ここから顎が外れるような話ですが、これらの飾り、他にはどこに設置されるのだろうと推測すると…下の写真の中央部、赤○部分周辺に似たような物がたくさん。
おいおいおーい!教会棟だけではなく、大きな塔にたくさんの小さな塔がぐるっと四面建っていて、それが2塔…
全部傷んでいるわけではないのでしょうけど、飾り一つに一年も掛けていたら、一通り修繕が終わる頃には別の所も修繕が発生して、いったいいつになったら終わるの?
次回パート3をお送りします。専務