知られざる世界 ケルン大聖堂編③
ケルン大聖堂編最後となります。
ゴシック様式の聖堂建築には、フライングバットレスという屋外に飛び出た形で設置された飛び梁が多くみられます。壁を斜めにつっかえる形で柱を飛び梁で受け止める事により、薄い壁にステンドグラスをはめた大きな窓も設置できるように考えられたのだとか。
フライングバットレス…建築士試験の講義を受けられた方は耳が痛くなるほど聞きなじみのある言葉と思います。
2000年のこの年、ちょうど試験勉強をしている真っ最中でしたから、
おぉぉぉぉぉ!これの事かぁぁぁ!!と叫んで来ました。(嘘)
百聞は一見に如かず…実際に目にしたものは忘れないものですね。
フライングバットレスで検索するとパリのノートルダム大聖堂がすぐに紹介されますが、ケルンの大聖堂に限って言えば、この工事をしていた頃の日本は江戸時代で大塩平八郎の乱があった頃のようです。
外国の方々は木組みによる日本の伝統建築を興味深くみていただいていますが、いやいや、日本人がちょんまげに刀を差していた時に西洋建築ではこんな物建ててたのか!と、顎が外れてしまいました…(嘘その2)
脱帽のエコバウツアー番外編をお送りしました。ちょいちょい嘘つく専務