苫小牧の自然住宅 その2 棟上げ風景
こんにちは。現場は着々と進んでおります。
施主施工の記事から時間はさかのぼりますが
今回は苫小牧のいえ②の棟上げ風景をご覧いただこうと思います。
もちろん本物件も北海道産の無垢材のみの使用となります。
赤っぽい色の木材がから松、白っぽいのがとど松です。
から松の大梁は約5.5メートルの長さあります。
苫小牧のいえ②は非常にシンプルな間取りをしているために
明快で力強い骨組みを作ることを目指しました。
さて、今回のメインイベントです。
家の中央に通るシンボリックな棟木。切妻屋根のてっぺんにあたる材木です。
さすがに9メートルの一本物はないので
大工さんの技で3本のから松の梁を1本に継いで行きます。
金輪継ぎという継ぎ手です。
込み栓を打ち込んで完成。
見事に1本になった9メートルの梁をクレーンで吊って
180㍉角のとど松の大黒柱の上に設置します。
うまくいきました。
棟木にむかってのぼり梁を架けてゆきます。
骨組みがそのまま家の形になっていますので、
なんとなく家の感じがみえてきました。
今回設置した存在感のある大きな棟木は室内側に露出されるので
これからもたびたび登場する予定です。 (はた)