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積丹『のんのん・ふぁーむ』にメンテナンスへ2

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昨年秋に依頼された、寄り付き道路の補修にいよいよ着手します。
工事のために森を切り開いて作った寄り付き道路ですが、
約6年を経過して轍が深くなるなど、痛みが激しくなり補修を決断しました。
なかなか雪が融けず、工事開始が7月になってしまいました。
積丹岳を見ると、山頂付近にはまだ雪が残っています。
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地盤改良材を利用して既存の砂利道を固める方法を選択しました。
アスファルトやコンクリートで舗装するよりもコストが安く、
部分的な補修はオーナーが自分でできるのがメリットです。
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既存の路盤を起こして地盤改良材を混ぜ込み、ローラーで転圧します。
後は地中の水分で固まって行きます。
これを側溝2ヵ所を増設しながら、130メートル分行います。
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浄化池の縁でヤゴの脱殻を発見しました。
それを手に取っているのは、オーナーの阿部さんです。
その場で生態学をいろいろとレクチャーしてくれました。
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この工事は2泊3日の予定で、阿部さん宅に食事付きで
泊まり込んで行いました。
この写真は初日の晩餐の様子です。
アメリカとフランスからWWOOFさん3人がちょうど滞在していて
一緒に夕飯をいただきました。
食卓の上には美国の漁師さんからもらってきたという雲丹が!
差し入れの新十津川の吟醸酒との取り合わせは最高でした。
もちろん阿部さんの野菜中心の料理もおいしかったです。
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道路の補修と同時に雪室の補修も行いました。
雪室の上屋を覆っていた土が下がったため、露出した部分を土でふたたび覆います。
WWOOFさんに手伝ってもらい、土に麦わらと水を入れて足で練ります。
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その後、露出した部分に土を塗り付けます。
皆さんお上手です。作業の呑み込みも早いです。
西條デザインにスカウトしたくなりました。
最初は鏝で塗っていましたが、いつしか素手で塗り付け
始めました。
最初からこのほうが良かったと全員の感想。
スイマセン、監督が悪かったです。
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10時の休憩の様子です。
道路補修の水野工務店の面々とWWOOFさんたちが輪になって休憩です。
言葉があまり通じなくても(フランス人のお嬢さんは日本語がペラペラでしたが)
連帯感を持つまであまり時間がかかりませんでした。
やはり同じ釜の飯を食ったからでしょうか。
皆さんご苦労様でした。
それではまた。     (田)