BLOG
ブログ

歴史的建造物⑥

1996年3月、伊達市教育委員会が歴史的資源実態調査報告書から石蔵倉庫を「古建造物」と位置づけた事により、駅前活性化事業の検討案に同倉庫も組み込まれました。また、市内に散在する武者まつりの山車を、石蔵倉庫に併設されていたD型倉庫に集約させてほしいと要望もあり 、1999年10月、伊達市が解体予定の石蔵を文化財などの保存倉庫として使用のため、伊達市農業協同組合へ無償譲渡の依頼 を行い、2000年4月、同農協から石蔵1号・2号倉庫、D型倉庫を無償贈与される事となります。土地所有者とは事業用土地貸借契約を締結するも後日には伊達市の所有となります。

石蔵倉庫と併設されていたD型倉庫

その後、石蔵2号倉庫は北黄金貝塚から発掘された出土品等の保管倉庫として、D型倉庫は山車の保管倉庫として使用開始。
石蔵1号倉庫においては2002年10月、伊達市と商工会議所が無償での建物使用貸借契約を締結し、翌年6月、同会議所が中心市街地活性化法の構想に基づき「石蔵ミュージアム整備事業」等のイベント会場として活用が始まります。

様々な催しやコンサート等のイベントが開催されるも、2019年には建物の老朽化により閉鎖され、翌年11月には、伊達市により「地域ににぎわいをもたらす跡地利用を目指す創意工夫のある意欲的な提案」を求めたプロポーサル方式での公募が始まりました。

つづく。専務