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伊達にて玄関ポーチ

伊達に来てます(^^)/今回は玄関ポーチを付ける工事です。折角なので、加工から載せていきたいと思います(^^)/在来工法のオーソドックス?なやり方だとは思いますが、世の中色々な施工方法があるかとは思いますので一つの参考にしていただけたらと思います( ゚Д゚)
先ずは腕木の蟻加工ですね( ゚Д゚) 通称アリンコ加工
そして今回登場するのがこちらの四角い穴を空ける機械である角ノミです。マイ角ノミ機ではありますが、手加工するのであれば絶対に欲しい名機ですね(^^)/今回は桁梁の柱受けホゾ穴と腕木の蟻(アリ)の雌(メス)の穴あけに使用します。
こちらは日立(今はハイコーキですね)の角ノミ機。先ずは材料に機械を乗せて機械の挟み部分でしっかりと挟み込む為に先ずは左側のこちらのノブを廻してテンションかけて挟みます。
更にガッチリ挟む為にこちらのレバーを手前側に回してギッチリテンションかけます( ゚Д゚)
こんな感じですね(*’ω’*)
機械がしっかり固定されるのを確認してから、今度は手前にあるハンドルを回しますと、角ノミのノミ自体が左右にスライドしていきますので任意の場所まで調整しながらもっていきます。
穴掘りの深さを設定する為に、スコヤで深さを設定する。
ノミを当てながら右側にある(画像に写ってませんが)ハンドルを手前に回していき掘り進めていく
角ノミの大きさは30mm×30mmで、今回空ける穴の大きさは30mm×90mm。穴を空ける時は先ず両端から空けた方が良いかと思います(経験的に)
そして残りの真ん中部分を同じように開けていきます(^^)/
こんな感じで繋げてあけていきます。
因みに角ノミ機械は大きく重たいので穴開けするときは台はそんなに高くない方がやりやすいです。高すぎると安定性が悪いのと、重たい機械を材料に乗せるのが大変になります。理想の高さは材料にまたがって作業することができる高さですかね(*’ω’*)
そして仕上げに鑿(ノミ)で残りかすを取り除いていきます(^^)/今回の桁梁は240mm×105mmで柱は105mm角です。ホゾは30mm×90mm。105の柱なので30mm×105mmでも良さそうに思いますが、柱いっぱいにホゾを作るとほぞ穴というか隙間が下から見える可能性が出てきますので、幅は7.5mmずつ内側に入った90mmの方が美しいと思います。
今度は腕木受けの雌(メス)蟻加工の穴あけ
105mm角の腕木にするので、105mmの大入れ蟻加工にします。
今回ドウブチカッター(過去に掲載)持ってくれば良かったとやはりこの段階で思いました( ゚Д゚)仕方ないので丸鋸で細かく刻みます。
丸のこですとこのようになり、ハンマーで折っていきます。
大入れ蟻加工、こんな感じです。
(( ゚Д゚)今回は3寸勾配の屋根なので梁も3寸にカットします。
加工終わりましたら塗装作業ですね(^^)/
そしてせっかく伊達に来てますので、歴史に触れようかと(*’ω’*) 伊達の家紋である竹に雀ですね。これは上杉家から頂いた家紋でもあるんですよね。153年前に今の伊達市を開拓した伊達藩。こういった調度品と見ると、本州から北海道にやってきたんだと実感しますよね。戊辰戦争に負けて、土地を殆ど他藩に奪われた武士が北海道開拓に活路を見出して、過酷な開拓の為に刀をクワに変えて原野を切り開いていった士族の歴史。僕の住んでいる白石区も同じ伊達の白石藩でやはり同じく今の白石区を開拓していったと記録に残っています。北海道にはあちこち士族が北海道開拓に挑んでいった場所があり、伊達藩も北海道のいたるところに入植していった記録が残っています。
伊達市大雄寺。16年前からお世話になっていますお寺さんです。この話はまた違う時に乗せますね。
そしてお寺の敷地の中には、大兜が( ゚Д゚)
そしてこちら伊達市道の駅敷地内にもあった(*’ω’*)
そして大雄寺の奥様にここにもあるよ~と教えてくれた、伊達紋別駅ホームにも佇んでいました。兜に関する説明や開拓に関する説明も書かれており、日常に歴史をこうして感じれるモニュメントがあるのが、伊達市の魅力ですよね。白石区もそうしてほしいものです。
そして場所は変わり、こちらは石狩郡の当別駅にあります大兜。こちら石狩当別も同じ伊達藩が開拓した土地であります。伊達は亘理伊達家の十五代目当主の伊達邦成(だて くにしげ)公、そして当別は岩出山伊達家の10代当主の伊達邦直(だて くになお)公であり、伊達邦直公は伊達邦成公の実兄にあたります。共に開拓から150年を迎えたことから、盟約締結の機運が高まり、令和2年10月9日(金曜日)に当別町の伊達邸別館で歴史兄弟都市盟約を締結しました。この二つの都市は遠く離れた同士ですが、とても深いつながりがあるんですね。これについても恥ずかしながら自分も深く関わっておりますので、またの機会に載せたいと思います(^^)/