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農家さんのレストラン⑧

最終回です。と思っていたのですが、もう一週延長しまーす。すみません(>_<)まずは内部から完成した姿をご紹介します。出窓の奥行きが藁の断熱材の厚みになります。埋め込んだ瓶を覗くと藁が見えます。左の建具には格子それぞれに今は製造されていない模様の型ガラスを用意してはめ込みました。

ベイルブロックを積んだ分部の出窓

左手前には土壁で下地を作りホタテ漆喰で仕上げたパーテイション、奥には土壁で仕上げた飾り棚が見えます。

パーテイションと飾り棚

飾り棚の土壁は乾燥するとクラックが入り、いい感じの表情に仕上がりました。どのようにクラックが入るかは乾燥しないとわからないのでハラハラです。

飾り棚の土壁

壁のあちこちには廃瓶をカットした瓶底を埋め込んでいますが、パーテイションには瓶そのものを埋め込もうとなり、ビンの口先を壁に埋もれることなく表すのに苦悩しました。ホタテ漆喰は鏝は狭くて使えないので指仕上げ(^^♪

パーテイションの装飾

瓶の口は30㎜程度。50~60㎜程度の丈夫な壁を工期の関係から竹小舞ではない物で…悩んだ結果12㎜の合板しか思い浮かばず、断腸の思いで使用することに。弊社は合板やベニヤを一切使わない建築を心掛けていますので、これは社内規則違反です(笑)←笑っている場合ではないのですけど(+_+)

構造用合板に縄を打ち付けた下地

暖房は薪ストーブ。どうせなら、お湯を沸かして床暖房に使おう!という事で画期的なストーブを用意するものの、メーカーさんもチャレンジ商品なので、現場の設置は大変でした。赤く見えている部分が貯湯タンクで、循環ポンプを経由して増築部分の床下を緩ーく暖めています。

問題ありで今は2号機を設置。
今の貯湯タンクはシルバー…赤いほうがカッコよかった(苦)

楽しくなる設えの裏側をほんの少しお話しました。
次回、ホントに最終回をお届けしますm(_ _)m

専務