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ストローベイルハウスをつくる 1

ワラの家づくり 『ワラ積み編』
ストローベイルハウスの作り方を学ぶワークショップ
洞爺湖町のオーガニックレストラン『 幸 来 』
の外壁にストローベイルを積みあげ土で仕上げます。
今回使用するのは、馬の飼料用に使う稲ワラのブロック。
建物の構造体は木造軸組み構造でワラは断熱材と下地材
の役割で、直接土を塗り込んで仕上げします。

テント養生.jpg
その1 段取りが大切
ワークショップの3日間は雨模様の天気予報です。
雨が降っても作業が出来るよう作業場にシートをかけた
テント内に四角形に成形した稲ワラを運びこみました。

ワラ.jpg
その2 パーツをつくる
ワラのブロックは、ベビーサンダーを使い、寸法をカットし
たり、柱の欠き込み加工してサイズを整えます。
カットしたブロックはバラバラにならないようにワラ縄で縛り
補強するのですが、このとき専用のナワ通し棒が活躍します。
長い棒の先が鍵の手になっていて、縄をぶっさりつき通します。
成形するときは、馬乗りになり体重をかけて圧縮してから縛る。

ワラの加工 (1).jpg
ワラの加工 (2).jpg
道具.jpg道具 (1).jpg
ワラの加工 (5).jpgワラの加工.jpg
その3 いよいよワラ積み
ワラのブロックを積み上げていきます。柱の陰や隙間
などにはワラをバラしてギュウギュウに詰め込みます。
ブロックは、壁の下地から通しておいたワラ縄で
1個づつ縛って固定します。

ワラ積み準備.jpg
ワラを積む.jpg
壁の中.jpg
ワラを積む (6).jpgワラを積む (1).jpgワラを積む (7).jpgワラを積む (8).jpg
その4 ワラに縄を張る
積み終わったら、ワラに竹を打ち込み縄で結び
つないでいきます。竹の先端は斜めにカットして
後ろは縄が引かかるようにVカットしておきます。

縄で補強 (3).jpg
縄で補強 (2).jpg
縄で補強 (1).jpg
その5 下地作り
木の柱には直接土を塗りつけるためのワラを巻き付けます。
登り梁には、ビスを細かく打ちつけてナワを這わせました。
土がしっかり食いつくように、ワラにも縄を這わせていきます。

縄で補強 (5).jpg
縄で補強 (6).jpg
縄で補強.jpg
その6 下地が完成
ここまで来ればワラのストローベイル積み作業は完了。 
予定通りちょうど半分の工程で、1日半かかりました。
下地が出来たところで、最高の出来に記念撮影!

ワラ積み終了.jpg
次回は後半『土壁 下塗り編』をお伝えします。
2012年10月6日・7日の2日間 
ストローベイルハウスをつくるワークショップ
後半の 「 土壁 仕上げ編 』 を開催します。
参加者募集中です!

幸来村ベイル仕上げ編 jpg.jpg