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マルチツール

本年もよろしくお願いいたします。しばらく投稿をしておりませんでして、本当に久々の投稿となります”(-“”-)” またこれからも投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします(*’ω’*)え~、今回は道具ネタなのですが、今となってはあらゆる業者さんが使用しているマキタのマルチツールという電動工具ですが、知らない人は知らないですよね( ゚Д゚)実は今日の現場にて、このマルチツールが、新旧3台も揃ったのでパチリと(*’ω’*) 手前から奥に行くにしたがって新しくモデルチェンジしていったマルチツールなのですが、手前2台が僕のマルチツールでして(ただ、昨日から一番手前のは何でもマルチにこなすK岡社長に譲りましたが”(-“”-)”)奥のが、本日現場に来られた電気屋さんのマルチツールです。時代を彩ってきました各年代の機種が揃うという事は珍しく、投稿するに至りました。と、ここまでこの機種が分からないという方に、簡単にこの道具はどういう動きをするのかというと、主に木材を中心に色々なものを機械の先端についていますブレード(刃)をブルブルと振動させた状態で切断していくという画期的なものでして、そしてこのブレードは様々な種類があり、用途に応じてブレードを付け替えて使用できるというもので、切断だけではなく、タイルを剥がしたり、コーキングを剥がしたり等、まさにマルチに色々な働きをする機械です、形の通り、僕ら職人にとって切ない際切りができるという特性をもってまして、今では他のメーカー(ハイコーキ、ボッシュ、リョウビ等々)でも出してますね。僕の記憶が正しければ、おそらくマキタさんが最初に世に放ったのではないかと思います。

機種は上から下に行くにしたがって新しくなっていくのですが、上のが、確か10年前くらいに買った機種で、この少し前位に僕らの中でもこの機械を認識し始めた時でした。誰しも最初に登場する機械というのは手が出しずらく(たいてい失敗する事が多い、そして笑いのネタにされる)ので、棒ら職人の中では、マルチツールという名前だけが独り歩きし、いつになったらいったい誰が最初の一台を現場に登場させるんだ??と当時話題になっておりましたところ、当時の先輩大工さんが、ある日しれっと出してきたかと思ったら、ここぞとばかりの場所で使っておりました。その切断する音というのが未だ聞いたことが無い音が現場中を駆け巡り、まさに新しい未来の機械とでも言いましょうか、とにかく廻りの職人は皆興味津々といった感じで、当時の僕もその一人、材料をカットするという事は、それまでの概念といったら手鋸(のこぎり)の様に前後に刃を手で動かし走らせカットしたり、丸鋸の様に丸い円盤状の刃を機械で高速回転させてカットしたりでしたが、このマルチツールというものは刃と言われる部分を前後に動かす訳でも回転させるわけでもなく、微振動という新たな切り口で攻めてくるじゃないですか( ゚Д゚)それがまた面白いように刃が入っていく、ただ当時の充電式電池は14.4Vが主流の時代でしたので、動きは良いものの直ぐに電池切れとなってしまい、その魅力は存分に発揮できないのがもったいないなと感じておりました僕に、自分様にとその数か月後に奮発して購入したのが画面上のTM50Dというリチウムイオン18V電池対応型の機種でした。いや~使いました使いました。本当に使い倒しましたよ(*´Д`)しかしですね、当時のブレードを固定するのは六角で固定するという方式でして、これが中々使いずらく、下手したら脱着の際に勢い余って自分の手がブレードに刺さり流血なども多々あり、それもあってか画面真ん中の後継機種のTM51Dが出まして、ブレードの脱着が今度は六角ではなく、工具要らずのパチンと脱着できる方式にしたのですが、これもパチンと固定する部分の場所に間違って指でも挟めた日には痛いのなんのって、この痛みは耐え難いもので、予想以上に痛すぎるという事が分かり、使用する時はいつも気を付けております”(-“”-)”、そのあとTM52Dという機種も出たのですが、この辺りからブレードも形状もフラット型から☆型で立体的になってきたSTAR LOCK MAXという新規格に変わってきまして、現在もこの方式が採用されております。画面一番下の本日電機屋さんが持ってきました最新の機種は、ブレードの固定方式がまた改良され、今度は固定方式が縦にパチンではなく横にカコンと動かせ固定する安全な設計になっておりました( ゚Д゚)中々に、時代に追いついたと思ったらまた遠い先まで行ってしまっているという、道具は時代とともに改良されどんどん進化していきますね(^^)/道具によって生かされている僕ら職人は常にその気持ちを忘れず現場に向かっていきたいものです。                実