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農家さんのレストラン⑥

第1回ワークショップからおよそ三週間後、第2回一日目の始まりです。第1回ワークショップでは藁を積み、土壁の下塗りと中塗りを行いました。今回は仕上げとなる3回目の土壁塗りです。まずは皆でしっかり養生からスタート。

窓や埋め込んだ瓶をマスキングテープやビニールで養生

仕上げ塗りの前に全面に水をかけて準備完成。

土壁表面に水をかけます

中塗りまでの土は、旭川の土とワラスサ(大・小)、砂、セメントを配合していました。セメントを入れたのは内地とは違う気候条件による外壁の損傷を考慮した為です。今回セメントは入れず、つのまた糊・土佐漆喰をブレンドして仕上げ用の土を作りました。

土練り班の作業

まずは全体に仕上げ材を塗りながら、施主様が趣味で集めていた陶芸作品を埋め込んでいきます。

陶器をピンポイントで

全体に塗り終えたら、本場の漆喰仕上同様しごき作業です。何度も何度もしごきます。そうすると…

何度もしごく…

まぁ素敵🌟何とも言われぬ艶が出てきたところで土壁塗り完成です!!

しごきの成果

屋外に作ってみたベンチにも仕上塗りをします。残念ながらこのベンチは一年で崩れてしまったそうです。北海道の屋外は過酷です…

藁のベンチ

内部の飾り棚の背面にも土壁を塗りました。周りは白いホタテ漆喰壁で仕上げるのでアクセントになります。仕上り塩梅は最終回でお伝えします。

内部飾り棚

土壁塗りをしている裏では、作業と並行して丘室の古タイヤによる土留めの準備をしていました。

野菜倉庫となる丘室

丘室作業は、また次回に。

専務