WORKS
事例集

古材利用で古カフェ風に改装
木造住宅のリノベーション

札幌市 Nさん邸 / 夫婦30代、子ども1人
古色仕上げの無垢の木とホタテ貝殻の白い漆喰壁で落ち着いた雰囲気のリビング

築年数が経過した木造住宅を解体すると、貧弱な構造体や腐れ、カビなど、なにかしら問題があるものですが、実際のところは壊してみなければわかりません。ですが「直すのも面倒で古い家は使い物にならないからとすぐには解体せず、耐震補強や断熱、気密をしっかりケアしたリノベーション工事の依頼が増えています」と、BIOプラス西條デザイン代表の西條正幸さんはいいます。

Tさんご夫婦は、札幌市の手稲山の麓に建つ中古住宅を購入してしばらくの間住まわれていましたが、今回、北海道産木材と無添加・無垢の天然素材を厳選し、築42年経過した木造住宅をフルリノベ-ションしました。室内は落ち着いた古色カラーで塗装された無垢の道産木材、帆立貝漆喰の壁、和紙、布織壁紙といった、 自然由来の素材だけで仕上げられています。

構造材の一部には古材の梁も利用。格子建具を採用して古民家風なインテリアになりました。対面キッチンとつながる小上がりの和室には、掘り炬燵のバタフライカウンターがあり、お家カフェを楽しめます。住み慣れた家を再生して新たな気持ちで暮らすのもまた楽しいもの。憧れの古民家風に生まれ変わったわが家で、日々の暮らしを楽しんでいます。

Before
標準仕様の木酢液を浸透させた道産カラマツの板壁仕上げ 
江別産テラコッタレンガの玄関土間が標準仕様。自然素材ならではのやさしい空間
道産カラマツで作った木製キッチンはフルオーダーで自由自在。シンク前の引き戸を開けると小上がりとつながる対面仕様 
リネン棚と洗面カウンターも道産木で使い勝手良くオーダー製作
土壁風仕上げと縁なし畳の小上がり和室は落ち着いた空間に
日当たり満点の2階に造作したセカンドリビング 
寝室の和室の壁と天井と建具は全て越前和紙で落ち着いた仕上がりに 
古色仕上げの造作建具も、古民家風の雰囲気に一役買っている
トイレは無垢の腰壁と床のコルクタイルが標準仕上げ
玄関ドアは木製断熱仕様で色やデザインはいくつものバリエーションの中から選べる
ポーチの可愛い足跡に遊び心を
江別産テラコッタレンガは、経年変化が楽しみな素材

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