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ビオプラスの家

(2)木の外壁をつくる

家も呼吸している

北海道産の木を使って家の外装をデザインしてみましょう。家の外壁を全部、木でつくる。一般的に、木はメンテナンスが大変だ、と言われていますが、実は、意外とお金も手間もかからないのです。究極は、何も塗装しないでそのまま使います。ちよっと貧乏くさいでしょうか。でも、ヨーロッパでは今や常識?と思えるくらい、僕が目にしたエコロジカルな建築物の多くが無塗装のままでした。外壁の木材には、道南地方で生産される杉の板が適しています。特に、赤みの杉は、耐久性があると言われています。

2003年7月施行の改正建築基準法で、市街地でも、建築工法によっては無垢の木を全面に施工した住宅が建てられるようになりました。もちろん、リフォームも可能です。リフォームの際、仕上げの塗装をするのが好きな人は、自分で塗るのもいいでしょう。その場合、塗料は有害な溶剤を含まない安全な天然成分の自然塗料を探します。実際の塗装は、刷毛やローラーを使って丁寧に塗るだけなので、安全な足場と時間があれば、だれでも(女性や子供でも)塗ることができます。リフォーム後の1回のメンテナンス費用も、ほかのどんな仕上げ材よりもローコストなはずです。