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ビオプラスの家

(4)塗装する

せっかくなので、木の塗装のポイントをお話しします。フローリングや家具など無垢の木を使った室内は、すべて同じ方法で塗装することができます。おすすめは、油性タイプの自然塗料です。浸透性の塗料ならば、回数を重ねて、うす塗りをすればよいので、失敗がありません。

まず、塗装する材料の表面にサンドペーパーを軽くかけて清掃します。自然塗料をハケで薄く均一に塗布し、塗料を浸透させます。塗料の種類にもよりますが、20〜30分浸透させてから、残った余分な塗料を拭き取り、乾燥させます。これを2〜3回繰り返します。滑らかな仕上げにするポイントは、最後の仕上げの前に300#前後のサンドペーパーをかけてから、もう一度薄塗りし、フィニッシュすることです。これでバッチリ仕上がります。後は定期的に天然ワックスでメンテナンスします。

ただ、セルフビルドで施工する場合の注意があります。植物系塗料は、自然発火することがあるので、特に夏場の施工では、ふき取ったウエスの片付けと処分をしっかりしましょう。

木の塗装のポイント

1

塗料のほかに、刷毛、サンドペーパー、ウエスなどを用意する。

2

最初にサンドペーパーで下処理する。ペーパーは、木目方向にそってかける。

3

削り粉を掃除した後、刷毛で同一方向に塗料を塗り、のばす。

4

少し時間をおいてからウエスでふき取り、乾拭きして仕上げる。

※この工程を何度か繰り返すことで、さらに良い仕上がりになる。