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ビオプラスの家

◎《ミツロウワックスを自分でつくる》

無添加のミツロウワックスを自分で作る

ワックスの溶剤や精油に過敏でダメな人、安全でも石油系溶剤は使いたくない人。そんな人たちは、いっそのこと無添加のワックスを自分で作っちゃう、というのはどうでしょうか。誰にでもとても簡単にできちゃう、ミツロウと植物油だけで作る無添加のワックスは、誰もが安心して使用できるものです。溶剤や乾燥剤も無添加なため乾燥が遅いのが欠点ではありますが、一度試してみませんか。無垢の木製品、革製品のメンテナンスに使用できます。

【材料】

1.ガラスビン

底が浅く口の広いジャムの空きビンなど、フタを密閉できるもの。

2.ミツロウ

精製して不純物を取り除いたペレット状が使いやすい。ここでは未脱色の、よりナチュラルな素材をチョイス。

3.天然植物油

乾性油(乾燥しやすい性質の油)を使用。桐油、亜麻仁油、エゴマ油などからチョイスする。

【作り方】

1.

鍋に湯をはり、ガラスビン(300㎖程度の大きさ)にミツロウペレット(50g)を入れ、植物油を加える。

2.

湯煎にかけて溶かす。時々、混ぜると早く溶ける。

3.

湯煎からあげて冷ますと、ミツロウワックスのでき上がり。保存は冷蔵庫がベスト。油は酸化してくるので6カ月~1年をメドに使い切るようにする。

【ワンポイント】
植物油の量を多くするほど軟らかく塗りやすくなる。硬すぎた時は、もう一度湯煎で溶いて、油を足す。

【使い方】

1.

水シミなどで汚れたフローリングをメンテナンスする。

2.

サンドペーパー250#~300#で表面を削る。

3.

完掃除してからワックスを塗り、ウエスで良く磨く。完全に乾いたら完成。

【裏ワザ】
ワックスと同じ方法で、唇や手足の荒れやかさつきにも効果のある天然無添加クリームを作ることができる。はちみつを保存する容器の役割を果たしていたミツロウは、天然の抗菌作用を持っているのだ。ミツロウに、ビタミンやミネラルを含む植物油と、アロマテラピー効果を発揮するエッセンシャルオイルを、少量加えるだけでOK。植物油はオリーブ油、椿油、ホホバ油などからチョイスする。