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ビオプラスの家

ダルムシュタット・エコ団地

ダルムシュタット・エコ団地
ドイツ・ダルムシュタット1999年

1980年に着工した団地内では、いくつかのプロジェクトにより、さまざまなエコロジー住宅建設が試みられました。コンペスタイルで募集したこの団地は、国家補助政策による持ち家、住宅協同組合による賃貸住宅、建設協同組合による持ち家など、各種の異なった運営管理方式が取られています。

建物は、パッシブソーラーや太陽熱給湯、コージェネレーションなどのシステムのほか、建物の壁や屋根の緑化、住居周辺の造園、緑化、菜園空間、雨水利用、ウインターガーデンなどの設備を備え、一目で、ここがエコロジー団地であることが理解できます。

このプロジェクトは、35㎝以上の厚いレンガを積み上げ、鉄筋コンクリートのスラブ構造としていて、最も安価な手法で建設された、とのことでした。内装の仕上げ工事、北側外部の木板張りなどは、施主工事として取り組んだようです。また、構造にかかわりなく、内部の間仕切りが自由なため、セルフビルドにも都合がよさそうでした。

「屋上庭園の楽天家」と呼ばれていた屋根緑化は、当時、まだ珍しかったようですが、ソーラー温水パネルを備えた屋根に上ると、マンネン草のセダムが生えているのが見えました。