BIO + STYLE
ビオプラスの家

世田谷・深沢の環境共生住宅

東京・世田谷区深沢の環境共生住宅
1999年

日本で一番初めに完成した「環境共生住宅団地」ではないでしょうか。昭和初期に建てられた平屋の公営住宅地を再開発し、環境に配慮した集合住宅のモデルとして1997年に建てられたものです。そして、環境共生住宅の定義を明確にした最初の事例でもあります。建設されてからずいぶん経ちますが、当時考えられる環境対策をひと通りちりばめた感のあるつくりです。

その後、各方面の公共施設の建築が、これをお手本とした取り組みで進められているかといえば、そうではありません。後続はあまり見当たらず、最近は忘れられた感のある「環境共生住宅」、てさてさてどうしたものか……。欧米との差は開くばかりです。