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シロアリ恐し

今回は、いつも現場でお世話になっておりますK岡社長様からの依頼で、シロアリに侵されたお家の修繕工事です。尚、画像はお客様から許可を得まして掲載させていただいております。今回こちらのお家の珪藻土塗りを行うのに、現地調査に行ったところ、蟻の被害にあっているのではないか?との事で、先ずは内装仕上げよりも調査をしましょうとなりました。外壁はモルタルの壁でしたが、いざ、サンダーで切れ目を入れ、剥がしてみますと、ご覧の通り、シロアリにしっかり浸食されている最中でした( ゚Д゚)( ゚Д゚) この白いツブツブなものがシロアリで全部それぞれに動いてます( ゚Д゚)( ゚Д゚) 大きな窓に絡む土台も柱も見事に食べられていまして、構造体の役割を果たしていない状態で、非常に危険な状況でした。その後、シロアリ駆除業者が入り、僕らは暫くしてから再現場入りです。
先ずは、土台や柱を入れ替えるのに、既存の胴差が生きている事を確認した上で、胴差にジャッキアップをかけて、過重をこちらで支えてから、新しい柱や土台を入れ替えていきます。二つの窓の間にあった柱は食べられており、人間の手で簡単に握りつぶす事ができる程の傷み具合、画面右側の窓の右の角柱も同様。今回新たに柱や土台を入れ替える際、シロアリが嫌がる塗料を塗りこみまして入れ替えていく作業をしていきます。モルタルを剥がせば剥がすほど、シロアリが大量に出てきて、入れ替える範囲が増えていきましたが、浸食されている部分は全て入れ替えました(^^)/ 駆除業者によりますと、駆除にはだいたい2年はかかるとの事です。そして行動範囲は半径30m程で、人間に気づかれないように、しかしながら密かに家を食べていくという全く恐ろしい状態です( ゚Д゚)こちらの面はほぼモルタルで持っていたような状態でして、モルタルを剥がした今、早く柱と土台を入れ替えてあげなくてはなりません( ゚Д゚)
そして一度お外に出てしまったシロアリは小さな黒蟻に瞬く間に捉えられ、巣に運ばれていきました( ゚Д゚)少し分かりずらいかもしれませんが、画面真ん中より少し左上がその状況を写しています。
もともとモルタルだった壁をモルタル使用に戻すのではなく、道南杉の板張りに変えました。お客様からも好評で、躯体もしっかり入れ替え、防水処理も施し、いよいよK岡社長の施工にバトンタッチできる状態になりました(^^)/北海道にもシロアリは居る。勉強になりました。