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 リノベでワイナリー建設①

とあるブドウ農園の古い建物をリノベーションでワイナリー建設をしています。
もともとは中2階のある大きい鳥小屋だったそうで、つい最近まで倉庫に使っていました。
骨組みは間柱と貫の細いサイズの木材でほとんど組まれていました。これを構造補強しながら
醸造室と貯蔵室の約9m×6mの空間を2つ作らなければなりません。




間口5間の奥行10間の大きさで、切り妻屋根のナマコ鉄板張りの外壁でした。
このナマコ鉄板をはがして材木の傷んだ部分をチェックしていきます。
中二階に上がり、間柱と貫材で組んだ屋根組を見上げます。
一見トラスぽい作りで455mmピッチに並んでいます。
旭川の材木屋さんに去年から用意してもらった、はさみ梁用のトドマツ材です。
55mm×360mm×6.1mのサイズで20本あります。
1階部分でそのはさみ梁を加工しています。この天井は中2階の床組みです。
小屋から伸びている455mmピッチの貫柱をほとんど取り除きます。
醸造室のはさみ梁を取り付けているところです。
取付作業に既存の中2階の床を利用しています。
本当にちょうどいい高さでした。

貫の柱を新規の梁に固定していきます。
間仕切り壁のために新に作った布基礎が見えています。
構造の補強がほぼ終わり、今度は屋根の造作です。 
                                       (ひ)