2011年09月26日 追加記事

住み継がれる家

増築や改修をして住み継がれる家を見る時、部外者といえども、嬉しく感じます。
当事者としては、諸条件の優先順位のつけかたをどこにもってくるか、経済的なこと、将来的なことをどこまで考えたら良いのか。と、新築の場合よりも悩みを多いものです。個人的な考えではありますが、こと、住宅の増築や改修工事についていえば、「今」を大切に考えることが一番良いのではないかと考えています。
IMG_4765.JPG
台風が過ぎた空に、大屋根の家(勝手な命名)
設計者は斉藤裕さん。構造材はすべて青森ヒバ。現しの柱はすべて6寸。竣工時はインテリアも”和風”だったものを、ご両親との同居を機に増築と改修でインテリアについては一新されました。ドイツのシステムキッチンやB&Bのソファやカッシーナのダイニングがしっくりおさまるインテリアとなりました。おそらくは新築工事にかかる費用以上の工事だったかと想像できます。
IMG_4766.JPG
台風後はガーデンチェアもこの通りでした
—— —— ——
朝出掛けて夜帰りまーす、くらいの気分で出掛けたのに、台風15号の威力により図らずものシルバーウィークとなってしまいました。
ずぶ濡れになって大屋根の家へたどり着くと。
U「Iまるの今夜の飛行機、飛ばないと思いますよ!」
I「チ、チ、チー。エアードゥーは飛んでいるんだねー。道産子は根性がちがうのよー」
U「ふーん・・・根性で飛んで、あれれーって落っこちたりして」
I「たしかに・・・リスク高いね」
大手の航空会社は羽田-新千歳は朝からすべて欠航しているなか、わがエアードゥーは午前中は飛んでいました。しかし、やはり、午後便からは欠航。
110922_1149~01.jpg
翌日は平日にも関らず混雑が続き、空席待ちでも、最終便に乗れるかどうかの微妙な状況につき、さくっと諦め、翌々日の夕方の便を確保し、大屋根の家へと帰ったのでした。
IMG_4757.JPG
こちらは羽田へ向かうときの空。月が浮かんでいました。
ちょっと留守にした間に札幌は秋深しです。
IMG_4771.JPG
ミントももう終わりです。