時を越えてよみがえる
三角屋根プロジェクト 16
早いもので、あっという間に一週間が過ぎました。
明日は土曜日、三角屋根の家 公開日です。
シンボルマークを入れた のぼり旗をつくりました。
バックの緑が少し明るすぎたみたい・・・
コンクリートブロック住宅だけれど、玄関のドアを
空けると木の香りを感じる、北海道の木の家なのです。
2013年09月16日
苫小牧のいえ② その5
先日、オーナーさんの御好意により完成見学会行わせいただきました。
ありがとうございました。
さて、今回は内装工事の施主施工の様子のリポートです。
苫小牧のいえ②では 内部の木部の塗装、塗り壁を御自身で施工してます。
古民家風の渋い風合いをだす為、
内部の塗装はフローリングを塗ったのと同じ濃い色の塗料を使用しています。
内部塗装は週末を利用して2週にわたり行われ
途中少し職人の手は借りましたが、ほぼ自分たちの力で塗り終えました。
2階の屋根なりの天井は和紙クロス貼り仕上げなので職人さんの出番です。
クロスを貼る糊はでんぷん糊を使用しています。
いざ、ホタテ漆喰塗り。個室の多い2階から塗り始め
人目につきやすい1階のリビングに塗り下りてきた頃には上手くなっているであろうという算段です。
オーナーさんのお友達もお手伝いに来てくれました。
出来に納得いかないのか、なかなかこの壁を離れてくれません。
こんなお手伝いさんも
記念に家族みんなの手形をつけているところです。
小上りの仕上げは雰囲気をかえて土壁塗りとなっています。
旭川産の土に天然糊とワラすさを入れて混ぜ合わせます。
ホタテ漆喰よりずっと塗りづらい材料なので
作業になれてきた終盤でも結構大変です。
塗り壁の施工は3日間の夏休みを利用して行いました。
足場を組まなければいけない危険な箇所は職人の手をいれて
細かいところは、うちのスタッフが手伝って
無事に施主施工が完了しました。
皆さん本当にお疲れ様でした。
次回は完成編でしょうか (はた)
2013年09月13日
コンクリートブロック住宅をリモデルします
2013年09月05日
コンクリートブロック住宅をリモデルします
三角屋根プロジェクト14
今週末から公開する『三角屋根の家』
自然派リモデル住宅の室内をご案内します。
築48年コンクリートブロック造の住宅が
木の香りあふれる北海道の木の家に大変身!
自然素材・無合板仕様でリフォームしました。
イングリッシュレッドに染めた木製断熱ドアが
お迎えします。
明かり窓の型板ガラスはトリプル、寒冷地仕様です。
玄関の天井は青森ヒバの羽目板仕上げです。
コンクリートの建物がいきなり森林浴効果満点
の木の家のようです。玄関は定番となった特注、
江別レンガの200角床タイル仕上げ。
ここはもとももとガラスで囲まれた風除室でした。
そのまま残すと外断熱が切れてヒートブリッジを
起こすため、玄関として取りこみました。
靴箱の床下には自家発電のバッテリーを2個収納。
コンクリートブロックに合わせてラフな素材使い
でまとめました。 1階床は無垢のトドマツ
厚38ミリの幅広床板をオイルフィニッシュ仕上げ。
相じゃくり加工の板をラフにビス止めしました。
外壁のコンクリートブロックは表しホタテ貝殻
の自家製塗り壁で仕上げています。
自然素材のラフな素材使いがお洒落になりました。
天井は木毛セメント板を落とし込み、表しにして
自然塗料で、下地垂木と一緒に白く仕上げました。
カラマツで作る対面型のオーダー木製キッチンと
バックカウンターは、作業性と収納量も抜群です。
オープン棚のカゴ収納も良い感じです。
理科室の実験用シンクを組み込んだ、シンプルに
木を使った洗面コーナー。
脱衣場の壁の一部は木の香りが気持ち良い杉板貼りです。
トイレの配管は移動せずに使用しました。
天然エナメルで白く塗装したトドマツの腰板と
市松模様に貼ったコルクタイがお洒落です。
2階床は吸音材として、ペットボトルの再生繊維を
圧縮したボードをサンドイッチして、ミズナラの
フローリングで仕上げ、部屋ごとに色を変えています。
梁の補強をして、通気層を確保。セルロースファイバーを
吹き込んだ天井断熱工事を施し三角屋根を生かした空間の変身。
部屋は仕切らずに、オープンスペースのまま。家族や用途に
合わせて間仕切りや建具を取り付けます。
階段室の斜め天井にスギの板を貼っているため2階の居室は
スギの香りがほのかに気持ち良いです。
しばらく見ぬまに雑草の天国になっています。
週末までに草刈りをしなくちゃ!