トークショーのご案内です。
我が社の伊達支店の西條専務がゲストで登場します。
今後、エコな住まい方をテーマにシリーズ化していくようです。
興味のある方、ぜひ参加してください。
2013年02月16日
苫小牧の家 その2
この1週間ほどの進捗状況をお知らせします。
雪まつりの時期を過ぎると、序々に気温が上がり春に近づいていきますが、
今年はまだまだ、冬が長引きそうです。
ということで外部の様子から。
上の写真は、玄関庇の軒裏の見上げで、自然塗料を塗っているところです。
準防火地域内なので防火の制限が厳しい地域ですが、国交省の告示により
一定の厚さを確保すると無垢の野地板でも使う事が出来ます。
下は外壁の一部分ですが、窓と杉下見板とガルバリウム鋼板の外壁材の
取り合い部分の写真です。防火上の理由でガルバの外壁材にしましたが、
北海道では一般的に、耐候性の面で外壁材に選択されることが多いようです。
電気屋さんが幹線の引き込みの準備をしています。
寒い中、ご苦労さまです。
内部ではユニットバスの組み立てが始まっています。
壁にはセルローズファイバーの断熱材をラップしているシートが見えます。
これはただの塩ビシートではなく、湿気を移動させられる透湿性のシートです。
セルローズファイバーとの組み合わせで呼吸する外壁になり、壁体内結露を緩和させます。
このシートは国産のものが無いのが残念です。
黒く見えているラインは気密テープです。
上の写真は若い大工さんが1階のダイニングキッチンの天井造作を始めた
ところです。
下の写真は建具枠などの内法材を取り付けながら、プラスターボートを
貼っています。2階の間仕切り壁はほぼ真壁造りです。
左側の低い姿勢の人が棟梁さんです。
2階の納戸に設置した24時間用セントラル換気扇です。
こだわりがあり、3種換気にしてます。
現行の法律では、自然素材で充分に吟味した材料を使用しても、
換気扇を常時運転しなければなりません。
そのため、冬に換気で捨てる暖気がもったいなくてしょうがありません。
何とかならないでしょうか? (田)
2013年02月09日
苫小牧の家
先年の11月から始めた新築現場です。
延べで27坪ほどの木造2階建てで、もちろん道産材・無垢材のみの
自然素材にこだわった住宅です。
基礎は去年に施工して、建て方は今年に入ってから始めました。
苫小牧は北海道の太平洋側にあるので、本来雪があまり降らない地域です。
冬期間の工事としては札幌よりは条件が良いのですが、それにしても
今年の冬は寒い・・・・。
小屋の大梁は、拓北の家(以前のブログ参照してください)にも使用した15尺の
長さのカラ松です。それを2本、背骨のように桁方向に入れています。
屋根の色は、建主の希望で赤色になっています。
無落雪仕様の片流れ屋根です。
2階の床材は道産カラ松の厚さ30㎜のフローリングを使う予定ですが、
それがそのまま、1階の天井になるので床材を張る前に、
梁に照明器具配線用の溝を入れます。
この日は瑕疵保険のための現場検査日でした。
外壁面の1階床廻りに、気密用の先張りシートが見えます。
その後1階の床組みをしますが、フローリングのための下地は
合板ではなく、昔ながらの無垢の下地板です。
外部では杉板の施工が始まりました。
敷地が準防火地域内のこともあり、板張りの外壁部分は限定されましたが、
なるべく広い面積が張れるように、建物を配置しました。
道南杉の厚さ18㎜の材を下見板張りにしています。
杉の経年変化を楽しむため、塗装しない生地で仕上げる予定です。
上の写真は1月の下旬頃の外観写真です。
塀の上に乗っているのはどこの子かな・・・・。
下の写真は今週の初めの内部の様子ですが、
断熱材のセルローズファイバーを入れ終わった直後です。
これから内部造作に入っていきます。 (田)