藁の家づくりセミナーがまもなく開催されます。
ストローベイル建築のあんなことも・こんなことも・・・
春に開催されるワークショップもご案内しますよ。
2014年01月02日
ストローベイル建築相談
ストローベイル建築にトライする方のためのサポート・サイト
が開設されました。
http://www.strawbale-hokkaido.net
『ストローベイル建築相談』で検索してください
4月から上富良野で開催される、ストローベイルハウスの
ワークショップのスケジュールと、これに先立ち1月に札幌
で開催されるセミナーの情報が公開されています。
HPを開設した陣内雄さんは、北海道の森にかかわるNPO法人
『もりねっと北海道』代表で、旭川郊外に自力で藁を積み上げた
ストローベイルハウスに住むナイスガイ!
僕たちが道産の無垢の木で家を建てるための手助けをしてくれた
同士でもあります。
ストローベイルハウスに興味のある方はどうぞご参加ください。
新春1番の話題はストローベイル建築になりましたね。
今年も1年よろしくお願いします。 BIO+西條正幸
2012年11月03日
ストローベイルハウスをつくる 6
2012年10月16日
ストローベイルハウスをつくる 5
ワラでベンチをつくる 2
前回のワークショップの時に、残りものでこしらえた
ワラと土のベンチ。下塗りの土が足りなかったのか、
ちょっぴりヒビ割れが発生していました・・・
今度はたっぷり残った土を使って仕上げ塗りをしした。
このベンチ、良く見ると目とお尻がちゃんとあるのです。
やっぱり不思議な生き物のようになっているのでした。
お昼のお弁当です。
近くのオーガニックカフェ「コバコ」のマクロビ弁当
そして2日目は、洞爺湖温泉「かわなみ」の釜めし弁当。
どうです、おいしそうでしょ!
「 きまぐれな食堂 幸来 」
店舗の内装は来週いっぱいで完成しそうです。
ゆっくり準備をして12月オープンとのことです。
2012年10月14日
古タイヤハウスをつくる!?
ワラの家 「 番外編 」 古タイヤハウスの実験
ストローベイルハウスをつくるワークショップの
最終日は、古タイヤを積み上げ、壁を土で仕上げる
古タイヤハウスのづくりにチャレンジしました。
エコ旅の記録で紹介した英国ブライトンのアースシップ
で見た、古タイヤを使った建築を参考に越冬野菜を貯蔵
する丘室の土留めに取り入れてみました。
丘室の本体は鉄筋コンクリート造で、外側が発砲系断熱材
で囲われています。 その上からすっぽり土をかぶせて
カモフラージュするため、裏から見るとただの丘のように
見えます。かぶせる土を止めるための壁をつくります。
参加者がストローベイルの土塗りの仕上げをしている間に、
準備を始めていました。重機を使ってタイヤに土を詰め
込みながら次々に積み上げていきました。
土にセメントを混ぜると良いようですが、今回は土だけ
です。 タイヤのサイズがバラバラで隙間から土が
流れ出し苦労します。ある程度タイヤのサイズを合わると
良いですね。何とか夕方までに積み上げを完成。
翌日は朝からみんなで、土塗りが始まりました。
まずは土が崩れないように木の板をあてました。
ストローベイルに塗った下地と同じ材料を使い
まずは下塗りし、休憩後、少し固まってきたところで
タイヤの間のくぼみに土を詰めてゆきます。
ストローベールのワラを崩して土に混ぜると団子状に
固まり上手くのせることが出来ました。
ほとんどが手で直接塗り込みながらきれいに整形して
仕上げていきますが、どこまで盛るのか・・・・・
すこし考えて「Cカップ」をリクエストしてみました(笑)。
お昼の休憩後に最後に仕上げと丘室本体の正面にも
土を塗りこみ、ワークショップはすべて終了です。
まるで石を積み上げたような凹凸感の壁が出来ました。
なかなかセクシーな古タイヤと土の壁になったでしょ!
扉を付けて、土をテンコ盛りにかぶせると完成です。
今回のワークショップはトータル5日間、徐々に
チームワークもバッチリ合ってきます。
夜もみんなでキャンプしたりユースに泊まったりと
楽しく、そして完成度も満点のワークショップでした。
きまぐれな食堂「 幸 来 」のリニューアルオープンは
11月?日 お店が完成するまでもう少しかかりそう。
この後のお店づくりの経過もお伝えします。
2012年10月10日
ストローベイルハウスをつくる 4
ワラの家 「 仕上げ編 」
ワラのベイルを積み上げ土の下地を塗ってから
2週間乾燥させ、いよいよ最後の仕上げ塗りです。
今回もワークショップに挑戦しました。
ストローベイルの壁は「気まぐれな食堂 幸来」を増築
した北側の建物の一部です。 住居と旧店舗の建物や
D型倉庫の屋根や壁もお色直しが始まっています。
左官や塗装仕事で大切なのはきっちり養生する
ことです。チリ際がスッキリ決まるとなんか
上手に仕上がった感じがします。
窓やドアの枠廻り・軒や梁・水切り廻りに
マスキングテープを貼りますが、仕上げの
塗り厚み分だけ逃がして貼るのがミソです。
ガラス瓶もしっかり養生しています。
しっかり固まって丈夫な下地になっています。
養生が終わったらまず下地の壁に水打ちします。
今回はホースを使って水をかけました。
これで仕上げの材料が良くなじんで食いつきます。
仕上げの土はセメントを使いたくない・・・・・
そこで土職人の野田さんの今回選んだ素材は
土佐の漆喰でした。前回下地に使った(旭川の土と
ワラスサ(大・小)・砂・つのまた糊・土佐漆喰)
をブレンドして仕上げ用の土を作りました。
土佐漆喰は四国で熟成された漆喰を送ってもらったもの
で、ハンドミキサーを使い樽の中で練り戻しておきます。
土づくり班は、ミキサーに次々と材料を投入し材料
をつくってゆきます。さすがに今回は手際よく進みます。
今回は手塗り無し、コテだけを使って塗ってゆきます。
壁塗りは基本的に左から塗り始めます。右利きの場合
コテを右から左へ動かすからなのですが、今回は1名
サウスポーが参戦。ポジション取りに戸惑っていたみたい。
仕上げ塗りはお昼までに一気に塗りあげました。
お弁当を食べて少し休憩している間に水が引き始め
ました。コテのエッジを立ててしごき押さえします。
壁がしまり、つるつるな仕上がりになります。
水をはじく丈夫な土壁が出来上がりました。
ガラス瓶と木の小丸太を埋め込んだ、入り口廻りに
陶芸屋さんからもらってきた端材などをさらに貼り
こんで壁の仕上げが完成しました。
養生をはがし、掃除をしてから足場を取り払います。
完璧な仕上がり(拍手)のストローベイルの壁を前で
みんな笑顔で記念撮影。今日のワークショップは終了です。
次回は番外編、古タイヤハウスをつくるための実践です。
2012年10月04日
ストローベイルハウスをつくる 3
ワラの家 「 土壁 応用編 」
ストローベイルのベンチを作る
余ったワラと土でベンチを作ってみました。
ワラのベイルは2個並べて竹を刺してつなぎ、
地面にも打ち込んで固定しました。
崩れたワラはきっちり整形もせずに土を塗り
固めたので不思議な生き物のようです。
羊蹄山の方角を向いて作ったワラと土のベンチ。
来春の雪解けまで残っていてくれるのかな?
ガラス瓶のパーティションを作る
お店のカウンター席の仕切り壁に、ガラスを埋め
込んだパーティションを造作中。
土を塗り込むための板にワラ縄を迷路のように
這わせた下地を作りました。これはこれで面白い。
メチャクチャ塗りづらそうですが、外壁の材料で下塗
りをしました。最後の仕上げは店内の壁に合わせて、
近くの噴火湾でとれたホタテの貝殻を砕いた砂で作った
塗り壁仕上げになるのです。
早いもので今週末はいよいよ壁の仕上げ塗りに挑戦します。
次回は 第2弾ワークショップ終了後
「 土壁 仕上げ編 」をお伝えします。
2012年09月24日
ストローベイルハウスをつくる 2
ワラの家づくり 『土壁 下塗り編』
ストローベイルハウスの作り方を学ぶワークショップ
洞爺湖町のオーガニックレストラン『 幸 来 』
の外壁にストローベイルを積み土で仕上げます。
良い出来栄えのワラ下地に土を塗りこんでいきます。
室内からワラ壁の裏を見てみると、しっかりワラが
積まれているのがわかります。ワラの室内側に特殊な
透湿シートを張り込み、気密性と呼吸性を確保しました。
その1 土づくり
北海道、寒冷地仕様で外壁に塗る土を配合しました。
材料は(旭川の土・セメント・砂・ワラスサ大・ワラスサ小)
の5種類をミキサーで混ぜ合わせていきます。
厚塗りするので、材料供給が追い付かずチョー忙しい。
休みなしにどんどん土を練っていきます。
その2 いよいよ下塗り
土塗りは講師の野田さんがまずお手本を見せてくれます。
左官と言うより泥遊び感覚も交えながら、どんどん作業
が進んでいきます。 ゴム手袋をはいて、手で塗りつける
作戦は以外に楽しそうです。作業が進むにつれコテ使いも
慣れてきます。
その3 ガラス瓶を埋める
ある程度仕上がってきたらポイントにガラス瓶と木の丸太
を埋め込みました。時間がたつと固まって打ち込めなくな
るのでタイミングを見て埋め込みます。
お酒などのガラス瓶の底をダイアモンドソーの丸鋸を使い
手早くカットしました。
仕上げでの時には、ちょっと塗りづらそうですが、なかなか
良い雰囲気ではないでしょうか。
その4 今日の出来栄え
最終日のお昼には下地塗りもほぼ完成しました。
しばらく乾燥させてから今度は仕上げ塗りに挑戦します。
あまりに楽しかったので、最後の仕上げもワークショップ
で行うことになりました。
次回は 『土壁 応用編』です。
ガラス瓶のパーティションとベンチをつくりました
ワークショップ予告
2012年10月6日・7日の2日間
ストローベイルハウスをつくるワークショップ
後半の「土壁仕上げ編』を開催します。
2012年09月22日
ストローベイルハウスをつくる 1
ワラの家づくり 『ワラ積み編』
ストローベイルハウスの作り方を学ぶワークショップ
洞爺湖町のオーガニックレストラン『 幸 来 』
の外壁にストローベイルを積みあげ土で仕上げます。
今回使用するのは、馬の飼料用に使う稲ワラのブロック。
建物の構造体は木造軸組み構造でワラは断熱材と下地材
の役割で、直接土を塗り込んで仕上げします。
その1 段取りが大切
ワークショップの3日間は雨模様の天気予報です。
雨が降っても作業が出来るよう作業場にシートをかけた
テント内に四角形に成形した稲ワラを運びこみました。
その2 パーツをつくる
ワラのブロックは、ベビーサンダーを使い、寸法をカットし
たり、柱の欠き込み加工してサイズを整えます。
カットしたブロックはバラバラにならないようにワラ縄で縛り
補強するのですが、このとき専用のナワ通し棒が活躍します。
長い棒の先が鍵の手になっていて、縄をぶっさりつき通します。
成形するときは、馬乗りになり体重をかけて圧縮してから縛る。
その3 いよいよワラ積み
ワラのブロックを積み上げていきます。柱の陰や隙間
などにはワラをバラしてギュウギュウに詰め込みます。
ブロックは、壁の下地から通しておいたワラ縄で
1個づつ縛って固定します。
その4 ワラに縄を張る
積み終わったら、ワラに竹を打ち込み縄で結び
つないでいきます。竹の先端は斜めにカットして
後ろは縄が引かかるようにVカットしておきます。
その5 下地作り
木の柱には直接土を塗りつけるためのワラを巻き付けます。
登り梁には、ビスを細かく打ちつけてナワを這わせました。
土がしっかり食いつくように、ワラにも縄を這わせていきます。
その6 下地が完成
ここまで来ればワラのストローベイル積み作業は完了。
予定通りちょうど半分の工程で、1日半かかりました。
下地が出来たところで、最高の出来に記念撮影!
次回は後半『土壁 下塗り編』をお伝えします。
2012年10月6日・7日の2日間
ストローベイルハウスをつくるワークショップ
後半の 「 土壁 仕上げ編 』 を開催します。
参加者募集中です!
2012年09月13日
ストローベイルハウスを作るワークショップ
旭川のストローベイルハウス( 陣内邸 )
四角くブロック状にした稲ワラを積み上げ、ぶ厚い断熱材として、
外側に土壁を塗り込め仕上げるストローベイルハウスはスロー建築
のシンボル的存在。北海道にも、愛好家?はいるようで、旭川の
ストローベイルハウスに住む陣内さんは元森林組合勤務でしたが、
自ら森林NPO法人『もりネット』を始めてしまった行動派。
浦河の若き左官職人の野田左官の野田さんは、本場で修行してきた
経験を生かして、北海道の土を見直して土壁の魅力を広めている。
土壁塗り体験ワークショップでの野田さん
こんな熱い2人を迎えて、実際にストロベイルハウスを作る工程を
体験します。新しく生まれ変わるオーガニックレストラン『幸 来』
の外壁に稲ワラの断熱材を積み上げ、土を塗りあげて仕上げする、
ストローベイルハウスの基礎を学ぶワークショップです。
農家レストランにふさわしい、草と土で仕上げるワラの家づくり。
当日の天気は雨模様ではありますが、参加者の方たちと一緒に完成
させたいと思います。直前ではありますが参加可能ですよ。
羊蹄山に向かう北面の壁にワラを積みあげます
『ストローベイルハウスをつくるワークショップ』
日 時 9月15(土)16(日)17(月)の3日間
会 場 自家製無農薬野菜を使った きまぐれな食堂 『幸 来』さっくる
北海道虻田郡洞爺湖町成香455-3
講 師 ストローベイル指導:もりネット代表『 陣内 雄 』
土 壁 指 導 :野 田 左 官『 野田 肇介 』
主 催 エコビレッジ実行委員会 『ビオプラス西條デザイン』
詳しい 内容はホームページでも公開しています。 saijo.e-house.or.jp