2013年10月03日 追加記事
北海道版エコアパートに住もう③
前回から間があきましたが、まずはガレージ工事の続きから・・・・。
基礎の土間コンの打設の様子です。
ある一定の面積を超えると防水性(防油性?)のある床にしなければならない、
という自治体の条例があるため、今回は土間コンクリートの仕様にしています。
ガレージの外観と内観です。
4台用のガレージを2棟建てました。
予算の関係で、折半屋根材を加工して外壁と屋根を一体化させた、
カスケードガレージにしています。
半仮設的で安価な印象があるカスケードですが、雪国の知恵を生かした技術
で作られる地場産業です。
このガレージは間口が10メートルを超えるということで、
現場加工で折り曲げてフレームを作り、クレーン車で吊り上げて設置しました。
その様子は大澤さんのブログで見る事が出来ます。
ガレージの工事も終わり、いよいよ本体の基礎工事にかかります。
8月半ばの良い日を選んで地鎮際が行われました。
やり方で基礎の位置だしをし、杭を打ち込むポイントをマークして行きます。
5メートルの長さのH型のコンクリート既製杭を114本打ちました。
毎週火曜日の午前中に、大澤さんの自宅で工事関係者を集めた定例会議を行います。
この会議で建築、電気、設備の施工上の問題点をすり合わせていきます。
右端がオーナーの大澤さん、左端が現場監督の金子さんです。
工事も進み、基礎の配筋が完了しました。
下の写真は設備用スリーブの様子です。
ベースコンクリートを打ち終えた後に設置します。
100φを超えるスリーブには補強筋を入れました。
そして約一週間後、布コンクリートの打設です。
アパートとはいえ、温熱環境を万全にするため、基礎断熱の仕様にしています。
布の外側にB3タイプ、100ミリのFP板を打ち込みます。
一部打ち放し仕上げの部位もあるので慎重にコンクリートを充填していきます。
基礎工事の工程も半ばを過ぎた頃、構造材の墨付けが始まりました。
写っているのは、このアパートを担当する大澤棟梁です。
から松材で柱を込栓で留めた模型を作ってくれました。
構造材の加工の様子は次回で。 (田)