2011年07月06日 追加記事
エネルギー
北海道の住宅に不可欠なものとして暖房設備がある。
現在のところ、採用されることが絶対的に多いといえるものはないような気がする。
灯油を熱源とすることのないことは明らかであるが、電気とガスの併用、さらに薪ストーブといったバイオマスエネルギーもある。今後のエネルギー取得方法については、特に注視し情報についても敏感でいなければならないと思う。
「東京は猛暑ですよ~もうクーラーいれないと体調崩しそう~」と東京暮らしの方のメールにあった。北海道の暖房と同じように関東での冷房設備は必須でもある・・・(と記しつつ、実は冷房を設けない家を手がけたこともあるな?昨年は冷房なしでおすごしだったな。と思い出した。)
先月の羽田空港に降り立った際、照明の暗さに驚き「朝一番だから?・・・朝一じゃないよ」とちょっとだけ混乱した。さらに。歩いていると、一番目につく良い場所にある広告板には『節電にご協力を』と次から次へと。おかしい、ヘン。
「電力がないと暗くて不便なのよ」→ 「電力あったほうが良いよね」→ 「原発あったほうが良いでしょ」というプレッシャーをかけられていると感じた。
東京の友人にその話をすると、気がつかなかったけれど確かにそうかも?という。
札幌で暮らしている人間だから、とても素直に感じられたのかもしれない。
今日のラジオでも同じようなことを話していました。
「やっぱり」という確認作業ができます。
”すべてが敵にみえる。特集を作りながら感じたことだ。・・・それほど原発は日本という社会全体に根を張り、いろいろな意味で国民全員が当事者になっている”とあります。
『SIGHT』発行:株式会社ロッキング・オン
この特集の中で世田谷区長の保坂展人さんのインタビュー記事もある。
今、建築家の石山修武さんは「世田谷式生活・学校」を開いている。そして、おそらくは数あるプロジェクトの中でも特に力をいれていることを、送信されるメールから感じる。いつかの『建築がみる夢 石山修武と12の物語』の時は仕事を「締めくくる」に重きが置かれていたように感じたけれど、311以降その情熱の再燃は明らかだ。
坂茂さんは早い段階から避難所のパーテーションプロジェクトを展開されている。
昨日は紀伊国屋書店札幌で関係者のレクチャーもありました。
接点の見えない坂茂さんと石山修武。建築家もみんなで点と点を結んで網を作っているような、そんな気もします。
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わが社では「食」を支えるために・・・伏古の畑の収穫をいただきました。
とても甘い香りのイチゴ。
香りだけでも口のなかが甘くなったのに、食べてみるとチョースッパイ!
虫さんの食べ残しをいただきます。食的おさがり?
さらに、硬い葉の部分はミミズさんが食べてくれます。
とてもすごし易い夏の北国です。