2013年02月09日 追加記事
苫小牧の家
先年の11月から始めた新築現場です。
延べで27坪ほどの木造2階建てで、もちろん道産材・無垢材のみの
自然素材にこだわった住宅です。
基礎は去年に施工して、建て方は今年に入ってから始めました。
苫小牧は北海道の太平洋側にあるので、本来雪があまり降らない地域です。
冬期間の工事としては札幌よりは条件が良いのですが、それにしても
今年の冬は寒い・・・・。
小屋の大梁は、拓北の家(以前のブログ参照してください)にも使用した15尺の
長さのカラ松です。それを2本、背骨のように桁方向に入れています。
屋根の色は、建主の希望で赤色になっています。
無落雪仕様の片流れ屋根です。
2階の床材は道産カラ松の厚さ30㎜のフローリングを使う予定ですが、
それがそのまま、1階の天井になるので床材を張る前に、
梁に照明器具配線用の溝を入れます。
この日は瑕疵保険のための現場検査日でした。
外壁面の1階床廻りに、気密用の先張りシートが見えます。
その後1階の床組みをしますが、フローリングのための下地は
合板ではなく、昔ながらの無垢の下地板です。
外部では杉板の施工が始まりました。
敷地が準防火地域内のこともあり、板張りの外壁部分は限定されましたが、
なるべく広い面積が張れるように、建物を配置しました。
道南杉の厚さ18㎜の材を下見板張りにしています。
杉の経年変化を楽しむため、塗装しない生地で仕上げる予定です。
上の写真は1月の下旬頃の外観写真です。
塀の上に乗っているのはどこの子かな・・・・。
下の写真は今週の初めの内部の様子ですが、
断熱材のセルローズファイバーを入れ終わった直後です。
これから内部造作に入っていきます。 (田)