早朝から雪が降り続いていた札幌。事務所へ来るとすでにY田さんとY端さんが仕事をしていましたが、しーんと静まり返っており、「しずかですね・・・まるで降る雪のようだ」と言ってしまいました。雪の音効果というのはたしかにあると思うのですが、どのようなものなのか?音響設計の専門家はご存知なのでしょうか。戸建て住宅でも音楽を楽しみたい方からはいろいろなリクエストをいただくことがあります。Y田さん担当の現場進行中の伊達エコビレッジのお家の図面にも、Y端さん担当のお引き渡ししたばかりの「ホタテ漆喰の家」にもオーディオルームがあり、Y端さん担当の着工したばかりのお家はグランドピアノが置かれるスタジオもあります。住宅のなかにも、音を楽しむ豊かさを持ち込めるということは、幸せなことなのだと想像します。日常に楽しむ音とは一味違うのは、コンサートホールでの音というものがあります。札幌にもあるんです。その名も「札幌コンサートホール・KITARA。こちらは世界の永田音響設計の手がけたコンサートホールで、ほんとうに豊かな音の響きを堪能できるホールです。機会がありましたら是非お足運びください。
WEBマガジンFIL・発刊
今月号の特集には大晦日のジルベスターコンサートです☆
雪景色を写そうとしましたら、除雪作業中のSさんが入り込んでしまいました。
2011年12月09日
音
2011年12月08日
建築基準法
家を建てる、建築物をたてるとき、建築基準法という法律を守らなければなりません。どこの設計事務所にも必ずある『建築基準法関係法令集』の建築基準法第一条には「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする」とあります。設計者はもちろんそれを守る設計を行います。たぶん、おそらくですが、その法律を「かいくぐる」法律を探したりもして、良い建物を建てようと知恵をしぼったりもしています。間抜けな言い方をすれば、法律を守るための設計はしていないでしょう。この建築基準法の第三十九条には「地方公共団体は、条例で、津波、高潮、出水等による危険の著しい区域を災害危険区域として指定することができる」とあります。
今、天然スレートの産地である雄勝町がこの三十九条で揺れている、もしかしたらそれ以上なのかとも想像します。このことを知ったときは、あまりに悲しい出来事として感情にながされてしまいましたが、わずかでも街づくりに関る仕事をしているものとして、さらには普通に土地の上に暮らす人として、とても大きな課題を与えられているともいえます。今は、与えられているなということだけで、なんにもありません。
と、なんとも楽しくない本日のブログではございますが、午前中の降雪のなかでも現場は根堀(ねぼり)作業が進行しています。
※根掘とは・・・建物の基礎を築くために地面を掘削すること
午前中は大雪・・・
午後はすっきり!(出来ればこんな日ばかり、出来れば暖かい日ばかりを希望します)
2011年12月06日
新雪のにおい
まだまだ歩きやすい積雪です
南中高度が低いですね(南中高度。覚えていらっしゃいますか?理科の時間に教わりましたね)
昼休みに雪山トレッキングに行ってきました。事務所の向かいにある百合が原公園に・・・
ビオプラス西條デザインのある札幌市北区は札幌市内でも雪の多い地域であり、街中とはちょっと違う景色です。さらに、降ったばかりの雪のにおいがあり、森林浴ならぬ新雪浴という感じで、気持ちよいです。平地では日本のなかで一番最初に雪が降る北海道ですが、一番最初がほかにもありました。日本で最初に出来た気象観測台は函館の海洋気象台だそうです。
「幕末当時の背景として、伊豆の下田とならび海外への窓口となった開港場「箱館」(明治2年(1869年)以降は「函館」)には、外国人が渡来し在留するようになり、自身の必要性から、不統一ながらも気象観測が実施されていました。記録によると、ロシア人の医学者アルブレヒトは、安政6年(1859年)から2年間、箱館付近の自宅で気象の観測を行い、万延元年(1860年)には雨と雪日数を観測していました。また、ブラキストンライン(津軽海峡を境とした北海道と本州の動植物境界線)を発見したほか、いくつかの科学的業績を残したイギリス人実業家ブラキストンは、元治元年(1864年)から明治4年(1871年)までの8年間、降雨雪日数を観測し、慶応4年(1868年)からは気圧や気温の観測を行っていました。開拓使函館支庁の福士成豊(ふくしなりとよ)はブラキストンの観測を引き継ぎ、船場町(現在の函館市末広町)にあった自宅に観測機器を設置してこれを「函館気候測量所」とし、明治5年(1872年)8月26日から観測を開始しました。これが我が国の気象観測所における気象観測の始まりです。」
と函館海洋気象台のhpにありました。「へぇー」
2011年12月05日
ガレージ増築工事
2011年12月03日
ヒバの浴槽 改め ヒバの壁天と檜の浴槽
本日、ひっそりと現場見学会が行われている「ホタテ漆喰の家」。労働する建築士Y端さん担当の新築工事です。施主からの当初の相談は改修工事をしたいということでした。現在のお住まいを拝見し、ご要望とご予算を伺い、2つの改修プランと同時にリクエストのなかった新築プランもご提案しました。改修ポイント、コストバランスをご検討いただいた結果、新築工事を選択されました。お声掛け頂いた時から、一年とちょっとで新居が完成しました。改修するか、新築するかという選択については、既存の家の規模や機能と自分たちの現在の暮らし方が、どこで合致するかを冷静に見つめることが必要になります。住い手のお話を伺い、検討材料を提供することもわたしたち作り手の仕事の一部といえます。
なんと、檜の浴槽はご主人さまのお手製です。初めて、ご自宅へおじゃました際、客間の奥の納戸にとてもたいせつそうに毛布がかけられていたことを思い出します。檜の柾目で無節という材料はとても希少価値のあるものです。ちなみにこちらの浴室は壁天井はヒバ。温泉宿のような浴室になりましたね。
2011年12月01日
真冬日
今日はどうやら真冬日(まふゆび)らしいです。真冬日とは、一日の最高気温が摂氏0℃未満の日のことをいいます。最高気温がマイナスなんです!と強くいわなくても北海道の人ならわかっていますね・・・午後のお茶の時間になり、陽が差していますが、外はさむーいです。土の上には雪がありますが、明日は地鎮祭があるということで、代表Sさんが「お酒買ってないよね」と言い残して、出掛けてゆきました。今日、教えていただいたのですが、陸前高田の雪景色のなかで花火が上がるそうです。こちらのページに詳しくあります。
今朝
WEBマガジン・コラージ発刊
今月号はなんと!旭川特集。この季節の田園風景はなんとも言えない魅力がありますね。
さらに、なんと!旭川駅のインテリアは内藤廣さんが手がけていらしたのですね~わたしとしたことが・・・内藤廣さん作品といえば鳥羽にある「海の博物館」!ここの船の収蔵庫は・・・船の気持ちになって作ったのか?と思える空気がありますし、ちひろ美術館は「かわいい」し、事務所は九段下ですし、、、はい、追っかけしました。でも、牧野富太郎美術館は行ってなーっい!