札幌南区常盤に建設中の『道南杉の家』がまもなく完成します。
北海道産の杉を構造材や内装・外壁に使用し自然素材で仕上げた
北海道の木の家です。北海道では道南地区だけでしか手に入らない
ため、道内ではなかなか使われていなかった杉材。なんと14年
ぶりに杉の家を建てることになりました。
週末を利用して内装の天井・壁をホタテ貝殻の漆喰長塗り壁材を塗り
に夫婦でチャレンジ。お疲れ様、まもなく終了です。せっかくなので
4月25日(土)26日(日)の2日間オープンハウスを開催します。
日本の伝統構法をユネスコ無形文化遺産にしよう。 3月28日(土)
いよいよ 伝統構法の家づくりを守るための活動がはじまります。
さらに詳しくは http://kino-ie.net/act_111.html
。
NPO法人日本の森バイオマスネットワークが主催する3件同時に木の家見学会!
3月1日(日)10時~5時まで 札幌北区拓北と石狩当別町で開催されます。
拓北会場では築2年の木造住宅と築50年のリモデル住宅を同時にご覧いただけます。
また、石狩会場は天然素材満載、北海道発のエコアパ―ト最後の見学会です。
ビオプラス西條デザインが設計や施工にかかわった、北海道仕様の木の見学会は
『北の木の家』普及事業により実施されます。
札幌駅北口から送迎バスも出ますが午前10時出発が拓北会場行き、午後2時出発が
石狩当別会場行きです。こちらのお問い合わせ・お申し込みは『北海道住宅通信社』
のホームページからどうぞ!
札幌篠路三角屋根が完成し、昨年 無事引き渡しを終えました。
自然素材のリノベーション、ビフォーアフターでご覧ください。
ガルバルウム鋼板のサイディングから,外断熱を施した道産カラマツの板貼り仕上げに改修、
構造体のコンクリートブロックは室内側で蓄熱体として働きます。
カビ臭が気になった玄関も、青森ヒバの天井板からの良い香でお客様を迎えます。
リビング空間は、無垢のトドマツとホタテ貝殻の塗り壁仕上げでナチュラル空間に 大変身。
ひと部屋分広げてキッチンとダイニングスペースにしました。対面式のトドマツ木製キッチン
と収納棚を制作しました。
お風呂とユーティリティーも広くして、ボイラーは1坪の乾燥室を作りその中におさめました。
こちらもトドマツ材で洗面台と収納家具を作り付けました。
階段も新しく、トドマツの幅はぎ板で組み直しています。全体的な基本仕上げは、トドマツ
の床にホタテ貝殻の塗り壁、木と紙の天井仕上げです。
2階の南北面にあった2部屋は4部屋に均等に仕切り、クローゼットと本棚の収納家具で
間仕切りしています。天井の道南スギ板が良い香りです。
2階には廊下とトイレを増設し、各部屋のドア上を開放して採光と通気を確保しました。
トイレの床にはナチュラルワックス仕上げのコルクタイル貼りです。
今回のフルリフォームのお値段はガンバって本体45万円/坪(税別)いかがでしょう!
設備や断熱仕様、造作家具、外構工事などによって増減します。
施主の塗り壁体験を引き継ぎ塗装屋さんが壁塗りを終わらせました。
建具と造作家具を設置し、設備機器と照明器具を取り付けて内装工事は終了します。
2階の三角空間は均等に4室に間仕切り兼用の収納棚造作壁で仕切りハーフサイズになりました。
家具や建具は北海道産トドマツの幅はぎ板だけを使用して制作、室内の床と同じ亜麻仁油の
自然塗料のオイルフィニッシュ仕上げです。
トドマツはモミの木の仲間で国産の松の中でも白い肌が特徴で、葉っぱからはモミの良い香りの
精油が取れますが、木材自体は乾燥すると木の香りはほとんどしないため、木の匂いが苦手な
過敏体質の方にも問題なく使用できています。
仕上げの塗料はドイツ、リボス社の『アルドボス』という亜麻仁油のクリアー仕上げ塗料です。
ずっと使い続けている理由は、原料を契約栽培した畑の無農薬栽培、亜麻仁油を使用しているから。
同じ植物油でも、工業用に製造し、どこで作っているかわからない植物油原料の塗料と比べても
安心感、使い心地も違います。浸透性の油性塗料は塗り重ねると仕上がり感が変わり楽しいですよ。
さてさて、いよいよ今週末の2日間、オープンハウスの開催です。