札幌南区常盤に建設中の『道南杉の家』がまもなく完成します。
北海道産の杉を構造材や内装・外壁に使用し自然素材で仕上げた
北海道の木の家です。北海道では道南地区だけでしか手に入らない
ため、道内ではなかなか使われていなかった杉材。なんと14年
ぶりに杉の家を建てることになりました。
週末を利用して内装の天井・壁をホタテ貝殻の漆喰長塗り壁材を塗り
に夫婦でチャレンジ。お疲れ様、まもなく終了です。せっかくなので
4月25日(土)26日(日)の2日間オープンハウスを開催します。
札幌篠路三角屋根が完成し、昨年 無事引き渡しを終えました。
自然素材のリノベーション、ビフォーアフターでご覧ください。
ガルバルウム鋼板のサイディングから,外断熱を施した道産カラマツの板貼り仕上げに改修、
構造体のコンクリートブロックは室内側で蓄熱体として働きます。
カビ臭が気になった玄関も、青森ヒバの天井板からの良い香でお客様を迎えます。
リビング空間は、無垢のトドマツとホタテ貝殻の塗り壁仕上げでナチュラル空間に 大変身。
ひと部屋分広げてキッチンとダイニングスペースにしました。対面式のトドマツ木製キッチン
と収納棚を制作しました。
お風呂とユーティリティーも広くして、ボイラーは1坪の乾燥室を作りその中におさめました。
こちらもトドマツ材で洗面台と収納家具を作り付けました。
階段も新しく、トドマツの幅はぎ板で組み直しています。全体的な基本仕上げは、トドマツ
の床にホタテ貝殻の塗り壁、木と紙の天井仕上げです。
2階の南北面にあった2部屋は4部屋に均等に仕切り、クローゼットと本棚の収納家具で
間仕切りしています。天井の道南スギ板が良い香りです。
2階には廊下とトイレを増設し、各部屋のドア上を開放して採光と通気を確保しました。
トイレの床にはナチュラルワックス仕上げのコルクタイル貼りです。
今回のフルリフォームのお値段はガンバって本体45万円/坪(税別)いかがでしょう!
設備や断熱仕様、造作家具、外構工事などによって増減します。
施主の塗り壁体験を引き継ぎ塗装屋さんが壁塗りを終わらせました。
建具と造作家具を設置し、設備機器と照明器具を取り付けて内装工事は終了します。
2階の三角空間は均等に4室に間仕切り兼用の収納棚造作壁で仕切りハーフサイズになりました。
家具や建具は北海道産トドマツの幅はぎ板だけを使用して制作、室内の床と同じ亜麻仁油の
自然塗料のオイルフィニッシュ仕上げです。
トドマツはモミの木の仲間で国産の松の中でも白い肌が特徴で、葉っぱからはモミの良い香りの
精油が取れますが、木材自体は乾燥すると木の香りはほとんどしないため、木の匂いが苦手な
過敏体質の方にも問題なく使用できています。
仕上げの塗料はドイツ、リボス社の『アルドボス』という亜麻仁油のクリアー仕上げ塗料です。
ずっと使い続けている理由は、原料を契約栽培した畑の無農薬栽培、亜麻仁油を使用しているから。
同じ植物油でも、工業用に製造し、どこで作っているかわからない植物油原料の塗料と比べても
安心感、使い心地も違います。浸透性の油性塗料は塗り重ねると仕上がり感が変わり楽しいですよ。
さてさて、いよいよ今週末の2日間、オープンハウスの開催です。
内装工事もずいぶん進み、外装の仕上げも追い込みに入りました。
コンクリートブロック住宅の蓄熱性能を最大限に活かすための外断熱工事です。
1階部分は170㎜厚でグラウールを機械で吹き込むブローイング断熱を行いました。
もともとあった木下地を利用し、さらに断熱量を確保するために木下地で壁厚を調整
してからネットを貼ります。ところどころ切り込みを入れ、ホースを差しこみ外側から
吹き込み工事をしています。
断熱が終わったら、透湿シートで囲った後、通気層の下地を流し木酢液を浸透させた
カラマツの板貼り仕上げです。
15cm幅の平板を打ってから、 ジョイント部分に6㎝の細い板を重ね貼りする
大和貼り仕上げにしました。
今月末29日(土)30日(日)のオープンハウスに向けて仕上げ工事に入ります。
オープンハウスの詳しい情報は、ビオプラス西條デザインHPの(イベント)から
完成からずいぶん時間がたっちゃいました・・・
床の簡単断熱リフォームの様子です。壁と床の巾木周りを気密テープで
ふさいだ後、ペットボトルを再生したポリエステル繊維をギュッと圧縮した
ハードタイプの断熱マットを、既存の床フロア―の上に敷き込みます。
巾広90㎜の道産ミズナラフローリングに天然ゴムラテックスの接着剤を塗り
エアータッカーで釘止め施工します。
最後にビアンカさん親子が天然ワックスを塗って出来上がると、
べレットストーブを設置して完了です。
壁のホタテ塗り壁・天井のウッドチップ入り壁紙ですっきり仕上がりました。
でも、壁下地のジョイント部分のファイバーテープとパテの跡がくっきり・・・
次回のチャレンジには改善したいところです。
北海道の寒い住宅を簡単なリフォームで温かく快適に!
自然素材と環境に負荷をかけないエコマテリアルを使い
外壁に面した壁に杉の樹皮を、コンスターチの接着剤で固めた
木質繊維断熱ボードを貼り付け、防腐剤・化学成分無添加の
石膏パテとシーラ処理を施した後、仕上げにオリジナルブレンド
のホタテ塗り壁『うみびと』で仕上げます。
断熱材に直接塗るのは今回が初の実践、どうなるかな?
中間仕切りのビニールクロス面はそのまま剥がさずに塗ります。
天井はドイツ製のウッドチップをすき込んだ壁紙に貼り替え。
床は気密テープで隙間を抑え、ペットボトルを再生した
ポリエステル繊維を圧縮した断熱マット敷き込み、北海道産の
ミヅナラのフローリングをはりました。
フローリングの仕上げは、施主家族のセルフで仕上げる手はずで
お引き渡し終了。今回のリフォームで、実験的な壁のプチ断熱リフォーム
の提案を受け入れてくれたのはドイツ出身のビアンカ フュルストさん。
環境カウンセラーで札幌市環境保全アドバイザー。日々、様々な環境活動に
取り組んでいます。そしてお約束、娘さんと一緒に壁塗りもちょっぴり体験。
コテさばきもなかなかセンスが良さそう!
三角屋根がチャーミングな北海道発コンクリート造のブロック住宅。
自然素材でリモデルする『三角屋根プロジェクト』の第2段が始まった。
外断熱工事で蓄熱効果満点!木の香りあふれる快適住宅に仕立て直します。
札幌市北区篠路の物件を1500万円代の予算でフルリフォーム開始。
Kさんが購入した物件には古いコンクリートブロック住宅のおまけつき。
といっても、三角屋根プロジェクトに共感していただき物件を探したのです。
数年前に外装をガルバリリユーム鋼板のサイディングにリフォーム済みの物件。
今回も断熱改修するため、もったいないのですがサイディングは残さずすべて
撤去し外断熱工事をします。
。
室内も柱一本も残さずコンクリートむき出し、すべて撤去しスケルトンにします。
古い構造材は貧弱で痛んでいたり、腐っていないものは防腐剤がたっぷりかかって
います。いくらなんでもこれを残すわけにはいきませんね。続きはまた・・・