ブログ|札幌市の注文住宅や新築一戸建住宅の見学会やエコなイベント情報

2011年07月16日

事例として

塗りつぶしの事例として。
「豊平館」
明治13年に建築された木造洋風建築物。国指定重要文化財
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雨の朝、公園は静かです
函館や札幌、小樽には開拓使関連の近代建築物が珍しくはない。
この「塗りつぶし」という塗装は、こすりだしという方法により、その建物の色の歴史を今に伝えてくれる一つの手がかりにもなっている。
この豊平館もちょっと昔は違う色あいだったように記憶しているが・・・ああ、思い出せない。
豊平館のhpによると現在の外壁色は竣工時と同じとありました。
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中島公園の紫陽花
・・・・・・・・・
関東からは「とけるような暑さですよぉ~」とありましたが、今日の札幌はとても涼しいです。
先日、ちょっと夏らしい暑さになった日のこと、K林さんが暑そうに団扇をパタパタしていると、代表Sさんが倉庫よりサーキューレーターを持ってきました。
ここからはIの想像ですが・・・
K林さん(ああ、暑いよぅ、、、道東の人間にはこれでも暑いんだよ)心の独り言
Sさん (あ、暑い?あついんだね。わかった、僕が扇風機だしてくるよ・・・)心のなかで語りかける。おもむろにどこかへ出てゆき「扇風機もってきた」
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そうして登場したものはサーキューレーター。
空気の攪拌機ですね。室内空気を混ぜて冷房効率を上げるものとして、この頃は良く使われていますね。微妙に違うのですよ。こっぴどくホコリだらけだったものを分解して掃除しました。
そしてこれは食べ物を混ぜる
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ミキサー・・・脱力の週末ということで、で、・・・
気まぐれにスタッフ紹介させていただきます。
わたし共ビオプラス西條デザインは札幌を本社とし、伊達市に支店がございます。
伊達にてエコビレッジプロジェクトを含め数本の計画と現場を一人(孤独に)で担当しているのはS専務。なぜか自己紹介のときは「ヒデキです」とおっしゃいます・・・ま、それは良いとしましょう。
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I「専務、なにをしに来たんですか?」
SS「仕事しに来た」
ということで本日は札幌にて仕事中です。実は昨日から来ています。
ミーティングの予定もないのに、突然現れてはおもむろにPCを開き、夕方いなくなることも良くあります。きっと孤独に耐えられずに、わざわざやってくるのでしょう・・・しかし、この先は記さないことにします。
K林さん「え・・・そうしたら、また○○キノのお友達にもてちゃうでしょうー」
SS「うん?大丈夫だ。前からもててるから」
あ、書いちゃった。
このようなS専務ですが、お父さんです。
I「専務のおうちはお子さん三人でした?」
SS「オレ入れて4人」
K林さん・I「・・・・」(いいかげんにしてください)

2011年07月15日

取材中

内部打ち合わせ用のテーブルの上に無造作におかれた塗装サンプルを発見。
「なんだ、なんだ、塗りつぶしだぞっ!」
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アメロス-ドイツのリボス社製品の塗料です
自然素材系塗料の場合は「木地の見える」仕上がりになるものを使うことが多いので、塗りつぶし(木目をつぶした仕上げ)は珍しい。パンフレットには『カントリー調仕上げ』とあります。
「あ。O橋さんがいらして改修工事の打ち合わせをしているぞ!」
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打ち合わせテーブルではタイルの色決め資料。何気にテーブルに近づき「・・・タイルですか」と写真を撮る。この写真に意味はあるのか?と思いつつも行動はとまらないのです。
「うん?代表Sさんが刷毛を持ったぞ・・・」と後姿を追いパシャリ
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開発中の接着剤です。
ペットボトル再生品のボードとフローリングの関係をどうするかに頭を悩ませて、接着剤を開発中です。
と、取材に余念がない担当者I・・・仕事はしているのか?とは詰め寄らないでくださいね。
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通勤路の小川にある紫陽花も色づきはじめました。
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百合が原駅近くの公園そばの紫陽花

2011年07月14日

満月の日は接木

菜園カレンダーを見ると明日は満月の印がついていました。
移植は×、挿し木・接木は◎
満月は水分が上がっているので、接木などに良いことも納得します。
建築に使う木を満月に伐採するということは聞いたことはありませんが、新月伐採は良くききます。
新月の木の不思議
 ・・・冬の新月の時期に伐採された木はカビ、害虫、腐食に強い上に割れや狂いも少ないと言われ るからです。木が育つ土の中に含まれる水分や養分は・・・満月の時には地表面に上昇し、逆に新月には下降します。・・・」
このようなことも著されている『やさしい自然派住宅』
満月の夕
一本の松に託す復活への希望
松を守ろうという気持ちを守りたいのではないでしょうか
・・・・・・・・・・・
緊急招集をうけたお料理教室
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追加開催の日の『キッチンラボ・ワッカポップ』
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ボーダーを越えていった料理が帰って来たときは、違う美味しさをつれてきたわけですね
それにしても。リンク貼り付け放題のブログになってしまった週の中日・・・

2011年07月13日

なでしこ

「なでしこあるの・・・知ってる?」今朝のSさんの言葉。
ちょうど、ラジオで”ナデシコジャパン”の話題のときのことで、首を傾げて?
Sさんのなでしこは
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現在お打ち合わせを進めさせていただいている方の庭より、株分けをして頂いてきたもの。
事務所のエントランス脇で地面に植えてもらうのを待っています。
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なでしこの隣にはヒバbaby。もう少し成長してから地面に植えてほしい感じでしょうか。
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ヒバbabyの親木には花が咲いていました。初めての発見。
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このような・・・きのこもエントランス脇の花壇に。あ、もしかして栽培中ですか?
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最近できた植物の棚?に何を植えているのか気になり聞いてみましたら、
「Hさんからもらったドイツの花の種・・・今頃植えてみた」とのこと。楽しみです。
この壁の向こう側は事務所スペースとなり、向かって右にIと左にY端さんが背中合わせでデスクに向かい、Iの向こう側はA田さん、Y端さんの向こうひとつ席を空けてY田さん。
K林さんとSさんはちょっと離れたコーナー。
Iはこの壁の向こう側でしょっちゅう伸びをしています。誰も居ないときはかなり大胆に。
打ち合わせコーナーは、見せるキッチンとサンプル等もあるお店的な雰囲気にまとまっておりますので、みなさまお気軽にお出でください!

2011年07月12日

練っています

真鍮とは銅と亜鉛の合金です。
黄銅とも呼ばれるように黄身がちの色は、いぶしも良いし、磨くとピカピカと表情豊かなもの。
9月の「自然素材」を楽しむ講座(PDFのダウンロードページにゆきます)は、闇月創房さんの逸見茂樹さんを講師にお迎えし、真鍮小物を作ってみようと考えています。
初心者にも無理なく、でも、手応えのある講座にするために、作戦を練っています。
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逸見茂樹さん
「・・・実はさぁ。ここがね・・・わしはないちゃったのさ」と昔から変わらぬ口調と、表情はみんなをほっとさせてくれます。
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細かな細工中(細工は細かいから?日本語へんなことに気づき、改めて「精巧な細工を施し中」に訂正します)
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ちょうど、プリンのアンクル・シューさんの行商時間に遭遇!(・・・打ち合わせしていました)
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アンクル・シューさんの足は毎日何歩歩むのだろう
みなさまのご参加お待ちしております!

2011年07月11日

4ヶ月

3月11日から4ヶ月、122日。
「・・・これが夢だったら」と思う毎日だったのか?それほどの余白もない日々なのか?いくら想像してもそれは想像の世界でしかないことを自覚しながら、今、この土地で生きてゆく人間として、明日を、来月を、来年を創造できますように。手を合わせる。
写真家の藤代冥砂さんの7月5日から10日ブログ。
この街でのわたしたちの暮らしがあるように、現地にも、避難所にも暮らしがあることを静かに伝えてくれます。
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Sさんの菜園から頂いて、食べきれなかったイタリアンパセリとディルを水にさしておいたら、花が咲きました。あるのは、水と太陽の光だけ。
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イタリアンパセリの花
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ディルの花
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リボンについて・・・ムムリクスオミさん
結んでゆくリボンの形に希望を感じます。

2011年07月09日

たまらん

香りがたまらんです。
わたし共ビオプラス西條デザインの事務所は札幌市北区百合が原というところにある。
「今、どこで仕事しているの?」と聞かれて「百合が原」と答えると、「えー!通勤大変だあ」といわれることは多いけれど、小一時間の通勤はたいしたことではない。
と話がそれたけれども、百合が原には「百合が原公園」がある。今日の昼休み時間に久しぶりに行くと百合が咲き始めているのと同じくして、薔薇が満開であった。ただ今百合が原公園にゆきますと、もれなく香りのかぎ放題でございますよるんるん
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チャールズ・レニー・マッキントッシュという名札がありました。マッキントッシュは建築家でありデザイナーですけどね?
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フラデルフィルペキネンシスという名札がありました。ユキノシタの仲間のようです
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ブルーデイジー・・・ドライビング・ミスデイジーは好きな映画です
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見事に満開なやまぼうしでしす
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アジサイの色づくのはもうちょっとです
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モンシロチョウを追って
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なぜか公園内にはリリートレインがはしっています
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ビオプラス西條デザイン・・・「えこすた」って何?

2011年07月08日

募集しています

伊達エコビレッジプロジェクト
北海道の湘南と称される温暖な気候の道南「伊達市」噴火湾を望む眺望の高台に生活環境の整った稀少地を舞台に循環型の小さなまちづくりがスタートします。
ー 住民が参加するまちづくり ー
住まいを求める人たちが集まってグループ(建設組合や管理組合)をつくり、コーディネーターや専門家の協力を受けながら土地を取得し、住宅を建設していく方法によってつくられる住まいです。
入居者が自分で設計や建設工事を発注するので、間取り、内装、外観、共用部の空間づくりや入居後の管理方法などに、グループのメンバーの意向を尊重することが出来ます。
入居者ひとりひとりが、自分の生活にあった住まいの質や環境を実費でつくり、自分達で管理していくというのがコーポラティブ住宅です。

ただ今、お一組の参加者を募集しております。
〔敷  地〕
計画地 伊達市館山町17―2.17―5~16
用途地域 第1種住居地域(建ペイ率60% 容積率200%)
計画総面積 3570,17㎡ (1081,87坪)を建設地とコモン菜園緑地に区分
交     通: 伊達紋別駅・1.6km
道南バス停留所:250m
買     物: ポスフール伊達店・750m
伊達西小学校 :650m
館 山 公 園:150m
伊達日赤病院 :1.0km
苦節10年。やっと着工にたどり着けるエコビレッジプロジェクト。
思い起こせば、藻岩下でのエコビレッジ計画を発端とし、地道に勉強会やイベントを企画してきました。コーディネーター、設計者、協力会社やメーカー、お手伝い、議論を繰り返し、希望の時もあれば挫折感のときもございましたねぇ・・・(しんみり)
コーポラティブという方法、環境共生の考えなど価値観を共有できるご近所との暮らしは、時には面倒でもあるかもしれませんが「自ら選ぶことで得られる暮らし」が確かにあるのではないでしょうか。
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プランの確定したお家模型を作りました
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「専務のお家はどこですか」「ここ」(専務の指)
・・・・・・・・・
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夕暮れの大通りにはホワイトロック
K林さん「今年はシティジャズ行きますよー。チケット取ったほかにもオープニングイベントもあたりました!妊婦は当たるらしいですよ」
札幌の夏は音楽イベントがたくさんあります。ステキです。時間がたりないくらいです。
PMF-パシフィックミュージックフェスティバル・・・月末あたりの芸術の森に出掛けたいです!
札幌シティジャズ8月7日の七夕・行きますよー!!
RSR  むむむむ~ガッツポーズしちゃいますね!!!

2011年07月07日

労働する建築士

「コーヒーはいりましたよ」
事務所より徒歩30秒ほどの倉庫へ行くとY端建築士は、はりきって塗装作業をしていた。
幅木(床と壁のめぐりあうところ)にクリアのオイル塗装。
この日は少々気温もあがり断熱のない倉庫は屋根からの放射熱で外よりも室温は高いゆえ、汗かきながらの作業。おつかれさまでっす!
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Y端建築士
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わたし共が標準仕様で使用しているオイルはリボス社の商品
小売販売もしているので、たまーにお求めにくるお客様もいらっしゃる。はい、たまーに。
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こちらは床用ワックス・グラノス
水に希釈して、床掃除と一緒にワックス掛け出来るという手軽なものです。
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こちらはシャンプーです。こんなのも小売もしているのですが、打ち合わせにいらっしゃる施主の方々もご存知ないかと思います・・・

2011年07月06日

エネルギー

北海道の住宅に不可欠なものとして暖房設備がある。
現在のところ、採用されることが絶対的に多いといえるものはないような気がする。
灯油を熱源とすることのないことは明らかであるが、電気とガスの併用、さらに薪ストーブといったバイオマスエネルギーもある。今後のエネルギー取得方法については、特に注視し情報についても敏感でいなければならないと思う。
「東京は猛暑ですよ~もうクーラーいれないと体調崩しそう~」と東京暮らしの方のメールにあった。北海道の暖房と同じように関東での冷房設備は必須でもある・・・(と記しつつ、実は冷房を設けない家を手がけたこともあるな?昨年は冷房なしでおすごしだったな。と思い出した。)
先月の羽田空港に降り立った際、照明の暗さに驚き「朝一番だから?・・・朝一じゃないよ」とちょっとだけ混乱した。さらに。歩いていると、一番目につく良い場所にある広告板には『節電にご協力を』と次から次へと。おかしい、ヘン。
「電力がないと暗くて不便なのよ」→ 「電力あったほうが良いよね」→ 「原発あったほうが良いでしょ」というプレッシャーをかけられていると感じた。
東京の友人にその話をすると、気がつかなかったけれど確かにそうかも?という。
札幌で暮らしている人間だから、とても素直に感じられたのかもしれない。
今日のラジオでも同じようなことを話していました。
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「やっぱり」という確認作業ができます。
”すべてが敵にみえる。特集を作りながら感じたことだ。・・・それほど原発は日本という社会全体に根を張り、いろいろな意味で国民全員が当事者になっている”とあります。
『SIGHT』発行:株式会社ロッキング・オン
この特集の中で世田谷区長の保坂展人さんのインタビュー記事もある。
今、建築家の石山修武さんは「世田谷式生活・学校」を開いている。そして、おそらくは数あるプロジェクトの中でも特に力をいれていることを、送信されるメールから感じる。いつかの『建築がみる夢 石山修武と12の物語』の時は仕事を「締めくくる」に重きが置かれていたように感じたけれど、311以降その情熱の再燃は明らかだ。
坂茂さんは早い段階から避難所のパーテーションプロジェクトを展開されている。
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昨日は紀伊国屋書店札幌で関係者のレクチャーもありました。
接点の見えない坂茂さんと石山修武。建築家もみんなで点と点を結んで網を作っているような、そんな気もします。
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わが社では「食」を支えるために・・・伏古の畑の収穫をいただきました。
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とても甘い香りのイチゴ。
香りだけでも口のなかが甘くなったのに、食べてみるとチョースッパイ!
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虫さんの食べ残しをいただきます。食的おさがり?
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さらに、硬い葉の部分はミミズさんが食べてくれます。
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とてもすごし易い夏の北国です。