三角屋根プロジェクト14
今週末から公開する『三角屋根の家』
自然派リモデル住宅の室内をご案内します。
築48年コンクリートブロック造の住宅が
木の香りあふれる北海道の木の家に大変身!
自然素材・無合板仕様でリフォームしました。
イングリッシュレッドに染めた木製断熱ドアが
お迎えします。
明かり窓の型板ガラスはトリプル、寒冷地仕様です。
玄関の天井は青森ヒバの羽目板仕上げです。
コンクリートの建物がいきなり森林浴効果満点
の木の家のようです。玄関は定番となった特注、
江別レンガの200角床タイル仕上げ。
ここはもとももとガラスで囲まれた風除室でした。
そのまま残すと外断熱が切れてヒートブリッジを
起こすため、玄関として取りこみました。
靴箱の床下には自家発電のバッテリーを2個収納。
コンクリートブロックに合わせてラフな素材使い
でまとめました。 1階床は無垢のトドマツ
厚38ミリの幅広床板をオイルフィニッシュ仕上げ。
相じゃくり加工の板をラフにビス止めしました。
外壁のコンクリートブロックは表しホタテ貝殻
の自家製塗り壁で仕上げています。
自然素材のラフな素材使いがお洒落になりました。
天井は木毛セメント板を落とし込み、表しにして
自然塗料で、下地垂木と一緒に白く仕上げました。
カラマツで作る対面型のオーダー木製キッチンと
バックカウンターは、作業性と収納量も抜群です。
オープン棚のカゴ収納も良い感じです。
理科室の実験用シンクを組み込んだ、シンプルに
木を使った洗面コーナー。
脱衣場の壁の一部は木の香りが気持ち良い杉板貼りです。
トイレの配管は移動せずに使用しました。
天然エナメルで白く塗装したトドマツの腰板と
市松模様に貼ったコルクタイがお洒落です。
2階床は吸音材として、ペットボトルの再生繊維を
圧縮したボードをサンドイッチして、ミズナラの
フローリングで仕上げ、部屋ごとに色を変えています。
梁の補強をして、通気層を確保。セルロースファイバーを
吹き込んだ天井断熱工事を施し三角屋根を生かした空間の変身。
部屋は仕切らずに、オープンスペースのまま。家族や用途に
合わせて間仕切りや建具を取り付けます。
階段室の斜め天井にスギの板を貼っているため2階の居室は
スギの香りがほのかに気持ち良いです。
しばらく見ぬまに雑草の天国になっています。
週末までに草刈りをしなくちゃ!
2013年09月05日
コンクリートブロック住宅をリモデルします
2013年08月30日
苫小牧のいえ② その4
ブログの更新が遅すぎて
完成見学会の案内とあとさきになってしましました。
壁体内にセルローズファイバーという古紙再利用の断熱材を吹き込んだあとは
透湿シートを貼ってその上から石膏ボードを貼ります。
大工さんの奥のほうに見える灰色いのが断熱材が施工された壁です。
上に見えているのはオーナーさんが塗装したフローリング。
2階の床板、梁がそのまま1階の天井となっています。
そのうえから石膏ボードを貼ってゆくと、だいぶ部屋っぽくなってきましたね。
小上とキッチンの関係性が見えてきました。
2階は屋根の形がそのまま天井にあらわれています。
登り梁と棟木、それを受ける大黒柱が力強い印象です。
次回は施主施工第2段、内部塗装の様子と
内装工事の様子をおおくりします。 (はた)
2013年08月30日
苫小牧のいえ② 完成見学会のお知らせ。
2013年08月15日
積丹『のんのん・ふぁーむ』にメンテナンスへ2
昨年秋に依頼された、寄り付き道路の補修にいよいよ着手します。
工事のために森を切り開いて作った寄り付き道路ですが、
約6年を経過して轍が深くなるなど、痛みが激しくなり補修を決断しました。
なかなか雪が融けず、工事開始が7月になってしまいました。
積丹岳を見ると、山頂付近にはまだ雪が残っています。
地盤改良材を利用して既存の砂利道を固める方法を選択しました。
アスファルトやコンクリートで舗装するよりもコストが安く、
部分的な補修はオーナーが自分でできるのがメリットです。
既存の路盤を起こして地盤改良材を混ぜ込み、ローラーで転圧します。
後は地中の水分で固まって行きます。
これを側溝2ヵ所を増設しながら、130メートル分行います。
浄化池の縁でヤゴの脱殻を発見しました。
それを手に取っているのは、オーナーの阿部さんです。
その場で生態学をいろいろとレクチャーしてくれました。
この工事は2泊3日の予定で、阿部さん宅に食事付きで
泊まり込んで行いました。
この写真は初日の晩餐の様子です。
アメリカとフランスからWWOOFさん3人がちょうど滞在していて
一緒に夕飯をいただきました。
食卓の上には美国の漁師さんからもらってきたという雲丹が!
差し入れの新十津川の吟醸酒との取り合わせは最高でした。
もちろん阿部さんの野菜中心の料理もおいしかったです。
)
道路の補修と同時に雪室の補修も行いました。
雪室の上屋を覆っていた土が下がったため、露出した部分を土でふたたび覆います。
WWOOFさんに手伝ってもらい、土に麦わらと水を入れて足で練ります。
その後、露出した部分に土を塗り付けます。
皆さんお上手です。作業の呑み込みも早いです。
西條デザインにスカウトしたくなりました。
最初は鏝で塗っていましたが、いつしか素手で塗り付け
始めました。
最初からこのほうが良かったと全員の感想。
スイマセン、監督が悪かったです。
10時の休憩の様子です。
道路補修の水野工務店の面々とWWOOFさんたちが輪になって休憩です。
言葉があまり通じなくても(フランス人のお嬢さんは日本語がペラペラでしたが)
連帯感を持つまであまり時間がかかりませんでした。
やはり同じ釜の飯を食ったからでしょうか。
皆さんご苦労様でした。
それではまた。 (田)
2013年08月07日
コンクリートブロック住宅をリモデルします
三角屋根プロジェクト その12
オフグリッドソーラー仕込む
1階壁面に250W発電のソーラーパネルを2枚取り付けました。
送電線への連結を行わずにバッテリーに蓄えた電気を自宅で消費する
独立型の発電システムをオフグリッドソーラーシステムといいます。
雪国では、外一面が雪で真っ白になるため、乱反射で採光できるらしく
フルシーズンでの稼働を期待しています。これで外装工事も完了です。
配線は玄関に作った下駄箱の下に500Wのバッテリ-を2個つなぎ、
インバーターとコントローラーを組み合わせて、室内のソーラー専用
コンセントで利用するシステムです。電気が止まっても、ペレット
ストーブが一晩稼働する程度の電気を蓄えておきます。
いまいち上手く稼働していません。中国製のソーラーキットだから?
配線を間違えた? バッテリーを再充電してもう一度チャレンジします。
2013年08月04日
今日はニンニク!
2013年07月31日
今年のMY菜園
レタスのコンパニオンプランツ。
丘珠有機農園ヒバリーヒルズ内のMY菜園です。
今年の目標の一つ、葉物野菜をフルシーズン栽培すること。
例年、夏場に虫との食べくらべに敗れて、途中で放棄。
でも今シーズンは、レタスをコンパニオンプランツにし、
2畝のベッドをローティションしながら上手く行っています。
両サイドをキク科のレタス3種とシュンギクでガードして
中2列をコマツナ(2種・早生と晩生)ミズナ・ミニチンゲンサイ
などのアブラナ科の種をまき、パオパオ(不織布)のべたがけ栽培。
雨が少なかったので、まめに水やりもしていました。
2畝目は2週間ほどづらして、同じように種をまきます。
アブラナ科の野菜は成長が早いので、間引きながら、柔らかいうちに食卓へ。
成長の遅いレタスも間引きながら食べ、アブラナ科の野菜を食べ終えて、
もう一度種をまき、2回目が成長した頃には、ちょうどレタスも大きくなってきました。
追肥は米ヌカで「えひめAI」ボカシ肥を作ってまきました。
この調子で、虫の食害をさほど受けずに、夏を乗り切れるといいけど・・・
2013年07月28日
コンクリートブロック住宅をリモデルします
三角屋根プロジェクト その11
草屋根・緑化します。
玄関の屋根を緑化、草屋根を自前で施工しました。
セダム種が数種類植えこまれたパレットを利用します。
セダム種は高山植物の仲間で、水が少なくても生きられるため
管理が楽で、レキ質の土床をつくると、他の雑草が生えません。
北海道の冬でもたった5㎝のパレットの中で越冬てくれます。
10年以上の実績があるので本当なんですよ。
普段は見慣れない花が咲いています。
屋根下地は、アスファルトルーイングを張り込んでから、立ち上げを
板金処理し、その上からアスファル系のプライマーを塗ります。
乾いたら防水・防根シートを張り込み、立ち上げの際はコーキングで
しっかり塞ぎます。水をキープするための凹凸のあるプラスチック製
マットを両面テールで抑えながら並べます。
出来上がったら、セダムを植え付けたパレットを並べて、4方廻りに
玉砂利を並べて完成します。パレットの中の土は、有珠山の火山レキ
を使用しています。
砂利止めストッパーは、排水穴をあけたステンレスを加工してLアングル
金物は作りました。