しばらく間隔が空いてしまいました。
外装工事はほぼ完了しており、現在は内部の造作工事が行われております。
今回は外装工事の様子を定点カメラ風にお送りします。
骨組みが組みあがった後は屋根をかけます。建物のシルエットが浮かび上がり家っぽくなってきています。
骨組みの上に、杉樹皮とバージンパルプをコーンスターチ糊で固めた40㍉厚の断熱ボードを貼っています。
その上に防風紙を施工。窓も取付終わっています。
この時点で内側から見ると躯体の外に貼った断熱ボードが丸見えです。
のちに躯体の中にも古紙再生の断熱材を吹き込みますので、
壁においては合計で145㍉の断熱層となっています。
地元の無垢の木材を使用するだけでなく
断熱材も生産時のエネルギーが非常に少ないものを選んで使用することを心掛けます。
本物件の外装材は、下川町森林組合で作っている木酢液に漬け込んだカラ松の板を用いました。
一枚一枚貼って釘を打っていきます。
板を全て貼り終わりました。
2階の水平方向に伸びる開口部を強調した意匠になっています。
外壁に使用した木酢液の板は今回はなんと360枚…大工さん。お疲れ様でした。
次回は内装造作の様子をお見せできるかなと思っております。
そして近々、内装の施主施工でオーナーさんの登場予定です。 (はた)
2013年07月25日
苫小牧のいえ② その3
2013年07月22日
北海道版エコアパートに住もう②
菜園付きエコアパート『かたくりの里 とうべつ』着工!
既存を含めたアパート群の名称もかたくりの里にきまり、
建築確認申請も無事降りて、いよいよ着工です。
その前にエコアパートの外観を・・・・。
上のパースは今回建設する、菜園付きメゾネットタイプアパートの南側外観です。
左側の棟は2~3年後に2期工事として建設します。
模型写真を見ると、『かたくりの里』の全容が分かります。
3棟の既存アパートと2棟の新築ガレージ、そして前述のエコアパート2棟です。
建物で囲われている庭は、今回の目玉のメディカル・ハーブガーデンです。
まずはガレージの基礎工事からです。
ちょうど菜園部分に、既存の老朽化したガレージがあるので
それを撤去して先に車を移動させなければなりません。
今回は設計・監理のみの参加で、施工は他にお願いしています。
施工を担当するのは岩見沢の武部建設さんです。
武部さんは、北海道の開拓時代の古民家の解体・再生で名を馳せています。
今回のプロジェクトには既存の蛍池の再生が含まれています。
監督の金子さんと助監督の佐藤君が、涸れた池の底のレベルを計っています。
ガレージ基礎の布コンクリート打説の様子です。
コンクリート打ち放しの部位もあり、気泡を抜くのに型枠を叩いています。
オーナーの大澤さんも型枠叩きに参加しています。
(下の写真の右側の方です。)
大澤さんは『かたくりの里 とうべつ』のホームページ上で
このプロジェクトの工事の進捗状況をブログで紹介しています。
興味のある方はそちらもご覧になってください。
それではまた次回に。 (田)
2013年07月10日
コンクリートブロック住宅をリモデルします
2013年07月03日
苫小牧のいえ② その2 棟上げ風景
こんにちは。現場は着々と進んでおります。
施主施工の記事から時間はさかのぼりますが
今回は苫小牧のいえ②の棟上げ風景をご覧いただこうと思います。
もちろん本物件も北海道産の無垢材のみの使用となります。
赤っぽい色の木材がから松、白っぽいのがとど松です。
から松の大梁は約5.5メートルの長さあります。
苫小牧のいえ②は非常にシンプルな間取りをしているために
明快で力強い骨組みを作ることを目指しました。
さて、今回のメインイベントです。
家の中央に通るシンボリックな棟木。切妻屋根のてっぺんにあたる材木です。
さすがに9メートルの一本物はないので
大工さんの技で3本のから松の梁を1本に継いで行きます。
金輪継ぎという継ぎ手です。
込み栓を打ち込んで完成。
見事に1本になった9メートルの梁をクレーンで吊って
180㍉角のとど松の大黒柱の上に設置します。
うまくいきました。
棟木にむかってのぼり梁を架けてゆきます。
骨組みがそのまま家の形になっていますので、
なんとなく家の感じがみえてきました。
今回設置した存在感のある大きな棟木は室内側に露出されるので
これからもたびたび登場する予定です。 (はた)
2013年06月25日
苫小牧のいえ② その1 施主施工
今年の5月より苫小牧市にて新築工事を行っています。
現在、棟上が終わったところまで進行してますので徐々にブログにアップしてゆきたいと思います。
今回は先週末にオーナーさん自ら床板の塗装工事を行ったのでその様子をお見せします。
道産から松の厚さ30㍉の床板を刷毛で塗ってウエスでふき取ってゆきます。
奥に見える木材の山が今回使用するフローリングです。140枚程あります。
なんと奥さんは息子さんをおんぶしたままの作業になりました。
こんな感じで渋い色に。
厚い板なので2階の床板は1階の天井も兼ねることになります。
一生懸命はたらくお父ちゃんを眺めながら早弁。
今週末もちょっとだけ残っていた分をやります。
塗装したフローリングが現場に登場するのが楽しみですね。 (はた)
2013年06月15日
コンクリートブロック住宅をリモデルします
2013年06月07日
コンクリートブロック住宅をリモデルします
2013年05月27日
北海道版エコアパートに住もう ①
2013年05月23日
コンクリートブロック住宅をリモデルします。
北海道型リモデル住宅プロジェクト その6
全ての窓を古いアルミサッシから断熱樹脂性サッシに取り換えて、
屋根と外壁面・基礎の断熱工事をキッチリ施工します。
外壁のコンクリートブロックの室内側はそのまま蓄熱体とするため
表しのまま仕上げます。外壁と基礎は10センチ厚の発砲スチロール
の断熱材で壁全体をスッポリ包みます。
屋根下地の補強を済ませた後、室内側天井に透湿シートを貼り、気密と
通気空間を確保します。 さらに断熱層を作るため屋根下地を組み直し、
古紙再生断熱材をブローイング工法で20センチ厚で吹き込みました。
左官屋さんが基礎廻りを仕上げています。外断熱基礎の発砲断熱材は
白アリが大好きなため、土の中で見えない部分にもモルタルを塗ります。
(札幌は白アリの被害はありませんが温暖化が進めば・・・・・)
仕上げはクシ引きでスキッと仕上げます。
2013年04月25日
春が来たー!
春の香り
先日仕事の打ち合わせで士別の農家さんを尋ねました。
帰りにハウスをのぞくと育苗中のトマトがずらり。
さすがによく育っています。僕はつい数日前にトマトの種を
育苗トレイにまいたばかりなのに・・・。ハウスの片隅には、
自給用の葉物野菜はスクスク育っていて食べ頃、思わず「春だー」
と叫んでしましました。もちろんお土産に野菜をいただきました。
ありがとうございましたー。
ゴールデンウイークに突入も、まだまだ寒い北海道であります。
春を実感
翌日、伏古に建つモデルハウスの木塀の修理に出掛けたついでに
パーマカルチャーガーデンに植えていた「チャイブ」を収穫。
と言ってもすぐに食べる訳ではなく、他の畑にコンパニオンプランツ
として移植します。毎年増え続けるのですごい量になります。
別名「西洋ニラ」「エゾネギ」ともいえわれる小ネギの一種です。
紫色でボンボリのような花も楽しめ、洋食・和食どちらにも使える。
畑ではナス科やウリ科の野菜との相性が抜群で使いごたえがあります。
畑の畝や、レイズドベッドのアウトラインに沿って植えていて、
越冬し春一番に顔を出すので、僕にとっては、春真っ先に手をかける
かわいい奴なのです! 春が来たなーと実感するひと時でした。