札幌北区の築43年、古家を大改装中です。予定を一月遅れて先週から解体工事が始まりました。真壁作りを活かして復元するつもりでしたが、あまりにお粗末な作りが判明、あるべき基礎や2階を受ける梁もないし、室内側からほぼ全解体になりました。モルタル仕上げの外壁側にはダンマット(発泡スチロール製の薄いシート)が貼られていて、その内側にグラスウールの断熱材が50ミリ、一部壁面は内部結露で下地材がカビと劣化状態。最近はやりの発泡断熱材の外貼り断熱や付加断熱も同じ状況になる可能性があります。世の中、リノベーションブーム到来の気配有りですが、安易に見たくれ良しの改修工事は要注意です。 ダンマットとグラスウールを全て撤去し、劣化した下地板も取り除きました。
2017年01月19日
札幌北区の自然素材で古民家リノベーション②
札幌北区JR百合が原公園駅から歩いて4分。麻生行きのバス亭まで徒歩1分。(1時間に1往復ですが) 静かな住宅地に立つ、築40年以上の木造住宅。2階に上がると襖で3室に仕切られた柱が見える真壁づくり。 1階は内壁をふかして大壁になっていますが、壁を開口して見ると、柱が残っているので真壁に復元できそう。 しかし断熱材は50ミリほどしか入っていないようなので、断熱改修が必要です。北海道ではすでに化石のようになってしまった真壁の家。なんとか復活させたら北海道版古民家になるかな? 春までゆるりと中をいじり、雪が溶けたら本格的に改修工事に入ります。連休明けにまでには本当の古民家リモデル住宅としてご覧いただきたいです。