「タモ」とは北海道に広く自生している落葉広葉樹の名前です。
重く、硬いながらも弾力に富むという特徴があり、家具材や造作材として使われていますが、ビオプラス西條デザインの住宅ではフローリングとして使わせてもらうことが多いものです。野球のバットの材料として有名なアオダモも北海道産が珍重されています。それも、胆振日高地方のあのあたりのが・・・内緒にしておきます。
もうすぐお引渡しの「タモの木で建てた自然派住宅」
下足収納の天板もタモ
キッチンの一枚板もタモ
今日は、街中でも雪がちらつきました。冷え込んでいます。マフラーとレッグウォーマーをしたままPCに向かっています。でも、温室の中では珍しいコスモスが咲いていました。
2011年11月15日
タモ
2011年11月10日
陽はみじかい
2011年10月28日
ドノス
2011年10月06日
照明計画
この数日、照明計画を続けておこなっています。照明器具を選定する方法としましては、事前に照明器具メーカーの方に計画図面を渡し、照明計画を提案してもらい、施主と一緒にショールームにて現物を見ながら確認してゆくという方法が、時間は掛かりますがトラブルもすくなく、現場もスムーズに動くような気がします。この際に気をつけたいことは、「提案」は最小公倍数的なものになっていることが多く、間引いたり、付け足すということが必要です。しかし、近くにショールームがない場合や、スケジュール的に時間がない場合などは事務所内部で照明プランを行います。
今日は、労働する建築士・Y端さん担当物件により、Y端さん担当の過去物件の図面をこそ見し、「好み」などを頭にいれつつ、予算的なものも頭にいれつつ、部屋の形状や機能により照明器具を選んでゆきます。照明器具のカタログには器具写真はもとより、消費電力を示す「W・ワット」や光の量的な単位を示す(光束といいます)を示す「lm・ルーメン」、色温度を示す「K・ケルビン」、さらには「照度分布図」など詳細なデータが載っています。照明の世界には他にもたくさんの専門的な単位が存在し、実は奥深く、一筋縄ではゆかないものです。・・・ほんと一筋縄ではゆかないのですが、ちゃくちゃくと進む仕事だったりするのは何故かな。
図面に照明器具の写真をおとしてゆきます。いい時代になった。
ビオプラス西條デザインの照明はLEDにて、ランニングコストの削減を図っています。
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『SIGHT』発行:株式会社ロッキングオン
「原発問題は、それ単体だけを考えていても本質は明らかにならない。原発問題は日本問題であり、今回の事故を検証するためにはいろいろな角度からその問題を見ていかないと、核心には届かないのである。・・・・現在の深刻な事態を生んでしまった原因を探していくと、ありとあらゆる場所に犯人が存在していることに気づく。まさに日本そのものが原発を支えていたのである。(渋谷陽一)
読み応えあります。
コラージ2011・10月号発刊
2011年09月10日
窓
ビオプラス西條デザインは新築工事ばかりではなく改修工事も承っております。今回は既存のアルミ製の窓を樹脂サッシにしたいことと、出来れば外壁改修もしたいというご希望です。30~40年前の住宅の場合は一枚ガラスのアルミ製の窓、プラス内側に木製窓という仕様でした。現在は、断熱性能高い複層ガラスの樹脂製窓が一般的です。関東の場合ですと、内側窓は無いことがほとんどですので、断熱性能を上げるためには、内側に樹脂サッシの設置がコストパフォーマンス高いものですが、ここ北国の場合は既に内窓がある為、必ずしもその方法が最良ということもありません。時間的なことや、経済的なことなどを検討してゆきます。
既存窓のディテールを記録しておく
こちらは既存のアルミ枠は残し、樹脂製のサッシュをかぶせる形で設置したもの
色づきはじめたナナカマド。久しぶりに見ました。
でも、むくげも咲いています。
それがしも の日暮らしぞ 花木槿 - 小林一茶
つい、この歌を思い出してしまいます。
2011年08月09日
改修工事の現場と
現在進行中の改修現場より断熱補強工事の様子をお伝えします。
設計は大橋三千雄アーシテクトの大橋さん
施工については自社設計のみをお請しておりますが、大橋さんとはエコビレッジプロジェクトを含めて協働関係を続けさせていただいている故、この度は私共での施工となりました。
写真:大橋さん
既存の畳下の荒床材を外すと、既存断熱材のグラスウールマットが敷設されていますね
写真:大橋さん
そこへペットボトル再生品の断熱材であるパーフェクトバリア・クリーンブローを充填してゆきます
写真:大橋さん
この状態で現場入りされたそうです。ちょっと見、布団綿のような・・・
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ある日の夕暮れ、「自然素材」を楽しむ講座のフライヤーを届けに闇月創房さんを訪れるとなかなかに魅力的な景色がテーブルにあった。
エコー、それはばあちゃんの愛したタバコ。すでにトラディショナルデザインと呼んでも良いパッケージである。
真鍮プレートにデザイン画を転写し、糸ノコを使いひとつひとつ切り出してゆく。
引き続き。
自然素材を楽しむ講座の9月「真鍮小物づくり」-参加者募集中!!!です
2011年08月02日
屋根工事
現在進行中の現場より屋根工事の一端をお伝えします。
材料はユニック付のトラックで運ばれ、屋根の上へ。
高いところに立つ人は何故かかっこよく見えますねぇ。
防水層はアスファルトルーフィング
「スノーストッパールーフ」という屋根をご存知の方は、おそらく北国の方だと思います。
その名が示す通り「雪」「止」「屋根」ということで、40mmはあるハゼにより雪を屋根に載せたまま、風圧力で吹き飛ばしてもらう。屋根の上では上方向への圧力がかかることを利用したもの。
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昨日のうれしかったこと。
A田さんが事務所に帰ってきて早々に
「キアゲハの写真とれませんでした。追いかけたのですが止まってくれなくて、とうとう敷地の外までいってしまったので断念しました」と。
日焼けした現場の男の人がキアゲハを追いかける姿を想像しただけで、笑みがこぼれる夕暮れでした。
書類関係もきっちり!なA田さん
2011年07月28日
小屋
「小屋」そうそう、あの山にあった小屋。ではございません。
建築の現場では屋根の骨組みを「小屋」と表現します。
(写真:Y田さん)見上げ
こちらの現場は小屋を一部現しとするようです
木造の現場は作っている過程の美しさというものがあります。斜めに連続しているのは垂木。105*45@303と図面にありますね。
(写真:A田さん)屋根勾配は6寸(1mいって60cm上がる勾配)
現場に立つと写真で感じる以上に傾斜は強く感じるものですが、職人たちはこともなげに仕事を続けるのです
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夕べの室内環境
ストレスをほとんど感じない室温と湿度(手にもつと1℃ほどあがりました)
扇風機を買おうかどうしようかと思案しているうちに、きっと夏は終わるような気がします。
関東の方のブログではこのような環境でした。『いまどきの工務店の社長さんのブログ』
去年の八月はとっても暑かったですが、今年はどうなるのでしょうか。
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『FIL』7月号更新
以前の号ではわたし共のイベントも紹介してくださいました。
「お金をだすのはワタシだけど、その作品はみんなに見てほしいのよ」
※作品とは安田侃さん彫刻ではございません
次の展開へ情熱を傾けるT社長はとことん男前!
2011年07月27日
木工事
「木工事」は木造の家づくりの工程において、一番長い範囲を占め、職方は大工。
基礎が出来上がり、土台敷きに始まり仕上げの段になっても大工の姿がちらほらすることも良くあります。
<写真:A田さん>
1階の床組である土台柱のある状態です。その後大引き(おおびき)も掛かります。
土台は基礎の上に乗る部材で、その上に柱を乗せたり大引きを掛けるためのもの。大引きは土台同士に掛けます。ベタ基礎の場合は基礎上面より束という部材で支えます。わたし共の現場ではベタ基礎ではないため、大引きの断面積も梁のように大きくなることもあります。
<写真:A田さん>
2階の床組。けっこう大きな梁が掛かっています。図面を見ると梁せい(高さ)360mmのものもあります。
(写真:Y田さん)
床材を張りだしているところ。図面によると30mmのフローリングですが根太はなしで梁と桁(ケタ)に掛けています。
構造材はすべて北海道産のトドマツとカラマツ、土台はクリです。
ご覧いただけるように柱と梁で構成される、在来軸組工法という構造方法。木造と申しましても、壁で構成するツーバイ工法や、断面積の大きな梁で構成する方法など何種類かあるなかで、おそらく一番多く採用されている工法だと思います。在来軸組の良いところは増築や改修が容易に考えられるところであります。家づくりをお考えの際にはプランだけでなく、骨組みからのご検討もお勧めします。「気骨(きこつ)のある家」なんてかっこいいですねー。
・・・と改めて「気骨」の意味をネットで検索しましたら、「気骨(きぼね)・・・気苦労、心配」というのも出てきちゃいました
あくまでも、ここでは「きこつ・・・気概、意欲」のほうでお願いします
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内緒にしていたのですが。どうしても口をふさいでいることが出来なくなりました。
『福島の特別な夏』
この2週間ほど、更新のたびにボックスティッシュ半分使うほど(ちょっと大袈裟です)