お待たせいたしました。
苫小牧のいえ②お施主さんのご好意により完成見学会させていただきます。
9月7日(土)8日(日)の2日間公開しています。
北海道の自然素材のいえ この機会に是非ご覧ください。
2013年08月15日
積丹『のんのん・ふぁーむ』にメンテナンスへ2
昨年秋に依頼された、寄り付き道路の補修にいよいよ着手します。
工事のために森を切り開いて作った寄り付き道路ですが、
約6年を経過して轍が深くなるなど、痛みが激しくなり補修を決断しました。
なかなか雪が融けず、工事開始が7月になってしまいました。
積丹岳を見ると、山頂付近にはまだ雪が残っています。
地盤改良材を利用して既存の砂利道を固める方法を選択しました。
アスファルトやコンクリートで舗装するよりもコストが安く、
部分的な補修はオーナーが自分でできるのがメリットです。
既存の路盤を起こして地盤改良材を混ぜ込み、ローラーで転圧します。
後は地中の水分で固まって行きます。
これを側溝2ヵ所を増設しながら、130メートル分行います。
浄化池の縁でヤゴの脱殻を発見しました。
それを手に取っているのは、オーナーの阿部さんです。
その場で生態学をいろいろとレクチャーしてくれました。
この工事は2泊3日の予定で、阿部さん宅に食事付きで
泊まり込んで行いました。
この写真は初日の晩餐の様子です。
アメリカとフランスからWWOOFさん3人がちょうど滞在していて
一緒に夕飯をいただきました。
食卓の上には美国の漁師さんからもらってきたという雲丹が!
差し入れの新十津川の吟醸酒との取り合わせは最高でした。
もちろん阿部さんの野菜中心の料理もおいしかったです。
)
道路の補修と同時に雪室の補修も行いました。
雪室の上屋を覆っていた土が下がったため、露出した部分を土でふたたび覆います。
WWOOFさんに手伝ってもらい、土に麦わらと水を入れて足で練ります。
その後、露出した部分に土を塗り付けます。
皆さんお上手です。作業の呑み込みも早いです。
西條デザインにスカウトしたくなりました。
最初は鏝で塗っていましたが、いつしか素手で塗り付け
始めました。
最初からこのほうが良かったと全員の感想。
スイマセン、監督が悪かったです。
10時の休憩の様子です。
道路補修の水野工務店の面々とWWOOFさんたちが輪になって休憩です。
言葉があまり通じなくても(フランス人のお嬢さんは日本語がペラペラでしたが)
連帯感を持つまであまり時間がかかりませんでした。
やはり同じ釜の飯を食ったからでしょうか。
皆さんご苦労様でした。
それではまた。 (田)
2013年07月25日
苫小牧のいえ② その3
しばらく間隔が空いてしまいました。
外装工事はほぼ完了しており、現在は内部の造作工事が行われております。
今回は外装工事の様子を定点カメラ風にお送りします。
骨組みが組みあがった後は屋根をかけます。建物のシルエットが浮かび上がり家っぽくなってきています。
骨組みの上に、杉樹皮とバージンパルプをコーンスターチ糊で固めた40㍉厚の断熱ボードを貼っています。
その上に防風紙を施工。窓も取付終わっています。
この時点で内側から見ると躯体の外に貼った断熱ボードが丸見えです。
のちに躯体の中にも古紙再生の断熱材を吹き込みますので、
壁においては合計で145㍉の断熱層となっています。
地元の無垢の木材を使用するだけでなく
断熱材も生産時のエネルギーが非常に少ないものを選んで使用することを心掛けます。
本物件の外装材は、下川町森林組合で作っている木酢液に漬け込んだカラ松の板を用いました。
一枚一枚貼って釘を打っていきます。
板を全て貼り終わりました。
2階の水平方向に伸びる開口部を強調した意匠になっています。
外壁に使用した木酢液の板は今回はなんと360枚…大工さん。お疲れ様でした。
次回は内装造作の様子をお見せできるかなと思っております。
そして近々、内装の施主施工でオーナーさんの登場予定です。 (はた)
2013年07月03日
苫小牧のいえ② その2 棟上げ風景
こんにちは。現場は着々と進んでおります。
施主施工の記事から時間はさかのぼりますが
今回は苫小牧のいえ②の棟上げ風景をご覧いただこうと思います。
もちろん本物件も北海道産の無垢材のみの使用となります。
赤っぽい色の木材がから松、白っぽいのがとど松です。
から松の大梁は約5.5メートルの長さあります。
苫小牧のいえ②は非常にシンプルな間取りをしているために
明快で力強い骨組みを作ることを目指しました。
さて、今回のメインイベントです。
家の中央に通るシンボリックな棟木。切妻屋根のてっぺんにあたる材木です。
さすがに9メートルの一本物はないので
大工さんの技で3本のから松の梁を1本に継いで行きます。
金輪継ぎという継ぎ手です。
込み栓を打ち込んで完成。
見事に1本になった9メートルの梁をクレーンで吊って
180㍉角のとど松の大黒柱の上に設置します。
うまくいきました。
棟木にむかってのぼり梁を架けてゆきます。
骨組みがそのまま家の形になっていますので、
なんとなく家の感じがみえてきました。
今回設置した存在感のある大きな棟木は室内側に露出されるので
これからもたびたび登場する予定です。 (はた)
2013年06月25日
苫小牧のいえ② その1 施主施工
今年の5月より苫小牧市にて新築工事を行っています。
現在、棟上が終わったところまで進行してますので徐々にブログにアップしてゆきたいと思います。
今回は先週末にオーナーさん自ら床板の塗装工事を行ったのでその様子をお見せします。
道産から松の厚さ30㍉の床板を刷毛で塗ってウエスでふき取ってゆきます。
奥に見える木材の山が今回使用するフローリングです。140枚程あります。
なんと奥さんは息子さんをおんぶしたままの作業になりました。
こんな感じで渋い色に。
厚い板なので2階の床板は1階の天井も兼ねることになります。
一生懸命はたらくお父ちゃんを眺めながら早弁。
今週末もちょっとだけ残っていた分をやります。
塗装したフローリングが現場に登場するのが楽しみですね。 (はた)
2013年04月10日
苫小牧の家 4
苫小牧の家の最終回です。
完成間際の内外観写真をお見せします。
外観と玄関内部の写真です。
外装は1階の南面が道南杉の下見板張り、その他の面はガルバリウム鋼板の
リブ加工張りです。外構の整備前の写真でしたね。
日当たりの一番良い玄関の庇の上に、物干し台が乗っています。
内部で特徴的なのは、シューズクロ-ク兼家族用玄関が隣接していることです。
これがシユーズクロークの収納棚です。結構な収納量があります。
リビングよりキッチンを見た面と、その見返しです。
1階の床は主にハルニレのフローリングで、壁はホタテ漆喰塗りです。
天井は2階床のカラ松フローリングを表しています。
見えている流し台はキッチンはホーロー製のシステムキッチンです。
リビングの南面の大きな開口部側の床に木製のガラリを設けています。
この様なガラリを数箇所もうけて、床下空間の換気をおこなっています。
階段で2階へ上って来ました。
2階は個室が3部屋、クロークと書斎があります。
個室の間は襖で仕切っているので、開放すると広いワンルームになります。
襖を閉めても小屋梁の上部がつながっているので、換気し易い構造になっています。
書斎の写真です。
タタミ3帖間で掘りコタツ式の文机があります。
下の写真は書斎と階段ホールをつなぐ小窓です。
書斎から下階の雰囲気を感じ取る工夫ですが
懐かしい模様の型ガラスが入っています。
最後の写真はオーナーの旧宅から移設した木枠の写真です。
子供の身長の記録などが書かれているので
旧宅の解体時に取外して保管していたのを
記念に水廻りの扉の横に取り付けました。
冬の工事で大変でしたが、手仕事が多い
気持ちのこもった良い家になったと思います。
オーナーをはじめ建設関係者の皆さま、ご苦労様でした。 (田)
2013年03月16日
苫小牧の家 3
本州では桜が咲き始めているようですが、北海道はまだまだ雪が残っています。
でも、ようやく日差しが強くなり、冬の終わりが近いのが感じられます。
外部の足場がようやく外れました。
内部も大工工事が終了して、これから内装工事に入っていきます。
上の写真は設備屋さんが、トイレの配管工事をしているところです。
腰壁の羽目板が見えますが、その上の壁はホタテ漆喰を塗る予定です。
下の写真はホーロー製のシステムキッチンを職人さんが組んでいます。
2階の天井は和紙張りにしました。今回はホタテ漆喰となじむ色あいの物を選択しています。
廻り縁は付けずに直接、和紙と漆喰が取り合います。
いよいよ塗り壁工事が始まりました。もちろん恒例のセルフビルドです。
ホタテ漆喰の白とカラ松の木の色の組み合わせが清潔感があって良いです。
この人はプロの職人さんです。
指導員を兼ねながら素人では難しいところを担当してもらってます。
いつもご苦労さまです。
次回は完成編でしょうか。 (田)
2013年02月16日
苫小牧の家 その2
この1週間ほどの進捗状況をお知らせします。
雪まつりの時期を過ぎると、序々に気温が上がり春に近づいていきますが、
今年はまだまだ、冬が長引きそうです。
ということで外部の様子から。
上の写真は、玄関庇の軒裏の見上げで、自然塗料を塗っているところです。
準防火地域内なので防火の制限が厳しい地域ですが、国交省の告示により
一定の厚さを確保すると無垢の野地板でも使う事が出来ます。
下は外壁の一部分ですが、窓と杉下見板とガルバリウム鋼板の外壁材の
取り合い部分の写真です。防火上の理由でガルバの外壁材にしましたが、
北海道では一般的に、耐候性の面で外壁材に選択されることが多いようです。
電気屋さんが幹線の引き込みの準備をしています。
寒い中、ご苦労さまです。
内部ではユニットバスの組み立てが始まっています。
壁にはセルローズファイバーの断熱材をラップしているシートが見えます。
これはただの塩ビシートではなく、湿気を移動させられる透湿性のシートです。
セルローズファイバーとの組み合わせで呼吸する外壁になり、壁体内結露を緩和させます。
このシートは国産のものが無いのが残念です。
黒く見えているラインは気密テープです。
上の写真は若い大工さんが1階のダイニングキッチンの天井造作を始めた
ところです。
下の写真は建具枠などの内法材を取り付けながら、プラスターボートを
貼っています。2階の間仕切り壁はほぼ真壁造りです。
左側の低い姿勢の人が棟梁さんです。
2階の納戸に設置した24時間用セントラル換気扇です。
こだわりがあり、3種換気にしてます。
現行の法律では、自然素材で充分に吟味した材料を使用しても、
換気扇を常時運転しなければなりません。
そのため、冬に換気で捨てる暖気がもったいなくてしょうがありません。
何とかならないでしょうか? (田)
2013年02月09日
苫小牧の家
先年の11月から始めた新築現場です。
延べで27坪ほどの木造2階建てで、もちろん道産材・無垢材のみの
自然素材にこだわった住宅です。
基礎は去年に施工して、建て方は今年に入ってから始めました。
苫小牧は北海道の太平洋側にあるので、本来雪があまり降らない地域です。
冬期間の工事としては札幌よりは条件が良いのですが、それにしても
今年の冬は寒い・・・・。
小屋の大梁は、拓北の家(以前のブログ参照してください)にも使用した15尺の
長さのカラ松です。それを2本、背骨のように桁方向に入れています。
屋根の色は、建主の希望で赤色になっています。
無落雪仕様の片流れ屋根です。
2階の床材は道産カラ松の厚さ30㎜のフローリングを使う予定ですが、
それがそのまま、1階の天井になるので床材を張る前に、
梁に照明器具配線用の溝を入れます。
この日は瑕疵保険のための現場検査日でした。
外壁面の1階床廻りに、気密用の先張りシートが見えます。
その後1階の床組みをしますが、フローリングのための下地は
合板ではなく、昔ながらの無垢の下地板です。
外部では杉板の施工が始まりました。
敷地が準防火地域内のこともあり、板張りの外壁部分は限定されましたが、
なるべく広い面積が張れるように、建物を配置しました。
道南杉の厚さ18㎜の材を下見板張りにしています。
杉の経年変化を楽しむため、塗装しない生地で仕上げる予定です。
上の写真は1月の下旬頃の外観写真です。
塀の上に乗っているのはどこの子かな・・・・。
下の写真は今週の初めの内部の様子ですが、
断熱材のセルローズファイバーを入れ終わった直後です。
これから内部造作に入っていきます。 (田)
2012年12月01日
自然素材の家が札幌伏古に完成しました
北海道の無垢の木をオーク調に仕上げられた明るくてPOPな住まい
完成した住まいは、「海びと」素地の白を基調に寝室と子供室は
ベンガラで調色して、パステル調のかわいらしい壁を一面づつ
塗り分けました。 色合わせにずいぶん時間がかかったようですが
それもまた、良い思い出ですねー。ポイントカラーは天井や壁に
反射して部屋全体を包み込むのです。なかなかイイ感じ!
白いキッチンは下川町のトドマツで制作し、白色の自然塗料で
仕上げたものです。コンロ前のモザイクタイルとマッチして
POPなキッチンが完成しました。今までにはない可愛らしさです。
リビング横の3畳間の和室コーナー。縁なし畳と「海びと」に旭川
の土をブレンドした土壁風仕上げの壁です。押し入れの下部を掘り込み式
の座テーブルにし、ご主人のプチ書斎を確保しました。これほしい!
階段室の天井に昇降式の洗濯物干し竿を取り付けました。
寝室の扉を開けて洗濯ものを干すのです。確かに階段室の
空間は洗濯物干し場にうってつけだ。オモシロイ!
お風呂はあこがれの、青森ヒバを使った木のハーフバス仕上げ。
ユーティリテイも木を使った手作りの造作家具仕立てになっています。
家にいながらに。森林浴と温泉気分を満喫できますね。うらやましー!