ブログ|札幌市の注文住宅や新築一戸建住宅の見学会やエコなイベント情報

2012年06月08日

エコ旅 どうでしょう!INGLAND編 6

英国でエコ旅 その6
コッツウオルズの素敵なお店

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ブロードウエイの素敵な八百屋さん。
毎朝食べた大きなマッシュルーム。
お土産にドライマッシュルームを購入。
ハイグローブ (1).jpgハイグローブ (10).jpg
テッドベリーの素敵なガーデン雑貨屋さん。
実はチャールズ皇太子のお店「ハイグローブ」
ウインチコムの素敵なテイールーム。「ジュリーズ」
ジュリーズ (7).jpgジュリーズ (1).jpgジュリーズ (3).jpgジュリーズ (5).jpg
コッツウオルズの小さな町で日本人が経営するティールーム
『Juris』で一休みしました。  2008年英国の
『トップティー・プレイス』に選ばれたお店を経営するのは、
札幌出身の宮脇さん家族のお店です。娘の樹里さん手作りの
スコーンに、クロテッドクリームをたっぷりつけていただく
「クリームティセット」を注文しました。しっとりのスコーン
とあっさりクリームとジャムのコンビネーションがGood! 
英国旅行にはぜひお立ち寄りください。

素敵なガーデンの話は、次回にします。
「エコ旅どうでしょう」はエコ空間デザイナー 西條正幸がお伝えしています。

2012年06月06日

エコ旅 どうでしょう! ENGLAND編 5

英国でエコ旅 その5
オーガニックガーデンの展示場 
『 ライトン ガーデン・オーガニック 』

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英国には素晴らしいオーガニックガーデンやショップなどが点在する。
コベントリーの近郊の、オーガニックガーデンのテーマパーク、
『ライトン・オーガニック』でガイドツアーに参加してみました。
施設の構成は、ガーデンショップとレストラン・室内の展示ブース
在来種やオーガニックの種の保存室、そしてさまざまな屋外での
オーガニックガーデンのためのデモンストレーションといった構成です。
種の大切さ、土づくりやコンポストの提案といったような一般家庭での
オーガニックガーデンのモデル菜園などの身近な展示が好感を持てました。
オーガニックに特化したガーデン施設というコンセプトが素晴らしいですね。
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室内展示コーナーには、農業の伝統的スタイルや野菜・種について説明する
コーナーがつくられていました。時間の関係でゆっくり見れずに残念。
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伝統種やオーガニックシードの保存と管理を行っています。
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アブラナ科でちょっと辛味のあるジャイアントレッド。
種を見つけて自分のお土産にしました。早く種まきしなきゃ・・・。
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キューバのオーガニックガーデンの様子を展示。ソ連崩壊当時、
ここがいろいろアドバイスしたとガイドさんが話していました。
園内には20以上のさまざまなスタイルのガーデンを見ることが出来ます。
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土の展示なんて面白い、実際に植物を植えて比較したコーナーもありました。
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草でつくる液体肥料のデモンストレーション。コンフリーはおなじみですが、
イラクサも同様にミネラル豊富な良い材料とは初めて知りました。
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生ごみをミミズを使って堆肥と液肥をつくるミミズコンポスト。
事務所でも使っているオーストラリア製「キャノワーム」の他
イギリス製の角型のコンポスターを見ました。
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英国の平均的な広さの庭をオーガニックガーデンにした場合の
デモンストレーションガーデン。袋栽培やコンポストなどが見えます。
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ビニールハウスの中にガーデンをつくると、こんな感じに楽しめます。
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シュタイナーのバイオダイナミックガーデンやサークル状のガーデン
曲線が菜園に変化をつけ美しいオーガニックガーデンが出来ます。
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トマトスープ.JPG
無農薬・無化学肥料で育てたオーガニックな苗や種を販売しています。
お昼はオーガニックレストランで、トマトスープをいただいてから
コッツウオルズの街並みを楽しみながらこの日の最終目的地へ向かいました。
次回は素敵なコッツウオルズのお店とガーデンの話です。
「エコ旅どうでしょう」はエコ空間デザイナー西條 正幸がお伝えしています。

2012年06月05日

エコ旅どうでしょう! ENGLAND編 4

英国でエコ旅 その4
ローエネルギー住宅の見本・英国版エコビレッジ
『 ホッカートン ハウジングプロジェクト 』

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ホッカートン (1).JPGホッカートン (151).JPG
サウスエルの街と、素敵なカテドラルを見学した後、すぐ近くの隣町、
ニューアークにある5世帯のエコビレッジ『ホッカートンプロジェクト』
を見学しました。あいにくの小雨模様の中でしたが、現地に到着すると
羊と鶏がお出迎えです。27エーカー(約33000坪)の広大な土地に
羊や鶏の放牧地・パーマカルチャーガーデン・果樹林・調整池があります。
離れてみるとただの丘のように見えたところが、実は半分土に隠れた
パッシブソーラーを取り入れた、5世帯の連棟集合住宅が建っているのです。
南面が総ガラス張りのパッシブソーラーデザインで、太陽光発電システム
や風力発電などでの自給エネルギーと、雨水や調整池の水を浄化して
生活水に変える浄化システムを備えています。
熱交換換気システムなどの設備と土の下の厚い断熱層によって、熱損失が
少ない省エネ住宅になっています。また、ビレッジ内での管理は、
住人が毎週8時間の作業に従事することで成りたっているといいます。
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楽しみにしていた菜園でしたが、これからが本番とはいえ、あまり
きれいとは言えないパーマカルチャーガーデンはちょっとガッカリ!
英国では定番のような、生きた柳を使った柵もありました。
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生ごみは、古タイヤを使ったミミズコンポストでたい肥にしています。
ネズミが入らないように、底と蓋はコンクリート板を使っていました。
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土に隠れていてまだ見えませんが、丘の下に住居があります。
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丘の上に登ると、ソーラーパネルが並び、ガラス越しに住居が
つながっている様子がわかりました。大きな池にはビックリ!
ソラーパネルはプランターボックスのような箱の上に載っていて、
動かないように、箱の中には石の重しが入っているそうです。
簡単で、安価なソーラー用の架台に寒心しました感心しました。
離れた所には、管理棟の事務所と、発電用の風車が見えます。
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5世帯が連なる、長屋式の連棟住宅は、土の中はコンクリート構造に
防水シートと厚い断熱ボードを外側にし土をかけています。
土から出たガラスの前室が、木フレームと木製の3層ガラス窓で構成
されていました。床・壁・天井の蓄熱性能が好いので、ほんのわずかな
電気暖房で冬を過ごせるそうで、光熱費はごくわずかで過ごせるそうです。
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土の中には、コンクリートの円形土管が埋められていて
中は食品庫になっています。安定した地熱を利用することに
なるので、15度前後の室温で、卵や野菜の保管に利用していました。
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管理棟の中の集会場で、スライドを見ながら説明を聞くことが
出来ます。トイレはやはりコンポストトイレでした。
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あいにくの天気で写真うつりもパットしませんが、大きな池と
住棟の全景です。家の前にこんな大きな釣り堀があるなんて
釣好きにはたまらない、なんともうらやましい限りです!
池で育った鯉は、販売していて、管理費の足しになっているようです。  
見学後は、この日の宿、コッツウオルズの北の玄関口、
ストラトフォード・アポン・エイボンへ向かって車を走らせました。 
次回はコベントリー近郊、オーガニックガーデンの展示場
『レイトン ガーデン・オーガニック』の話です。
「エコ旅どうでしょう!」は エコ空間デザイナー 西條 正幸 がお伝えしています。

2012年06月01日

エコ旅どうでしょう!ENGLAND編 3

英国でエコ旅 その3
ゲリラガーデナー達が自給自足100%を目指す町
『 ト ド モ ー デ ン 』

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リーズから次の目的地トドモーデンについたのはすでに夕方、
インフォメーションセンターはもう閉まっています。
街の空き地に、勝手に食べられる作物の種まきを始めたことから、
ゲリラガーデナーの町として脚光を浴びました。
案内図を頼りに街を散策していると、偶然にも、最初に行動を起こした
メンバーの一人、メリーさんとめぐり合い、話を聞くことが出来ました。
なんともラッキー!自宅の庭も案内していただき、お茶までごちそうになり、
おまけに英国王室から頂いたという勲章まで見せていただきました。
3年ほど前から、空き地に勝手に種まきを始めたことがきっかけで、
現在ではNPOが管理しながら、空き地を利用して、食べられる果樹、
野菜やハーブを植える活動を続けるようになりました。
街の印象はと言うと、菜園だらけの街を創造していったのですが、
思っていたほど街中が菜園化しているわけではありませんでした。
ゲリラの行動がきっかけで市民が一体となった活動が素晴らしいのでした。
 
この後旅をしていてわかったことですが、英国の街中は、あちらこちらに
結構ゴミが捨てられていてはっきり言って汚い。ちょっとガッカリ!
それに比べると、この街は空き地を菜園にすることで、
ゴミのポイ捨てが減り綺麗になっていたように感じました。
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メリーさんの自宅と活動を紹介する・デモンストレーション用の前庭
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道路脇、以前はゴミが散乱していた場所だったのよとメリーさん。
近くにある教会の敷地内にもゲリラガーデンがありました。
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病院の殺風景な庭がゲリラガーデナーの手で食べられる庭に変身しました。
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街の駐車場の空き地にも食べられるベリー類やハーブが植えられています。
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ゲリラガーデデナーの活動が認められて英国王室から贈られた勲章。


思わぬ出会いですっかり遅くなり、この日はここで終了。
迷いながらも英国でカテドラル(教会)のある一番小さな町、
サウスウエルの 古~く歴史のあるホテル
『ザ・サラセンスヘッドホテル』へ宿泊しました。
ホテルのバーテンダーさんが、このホテルは幽霊がでるんだよ~
とビビる話を寝際に聞かすので、通訳さんは電気を点けて寝たそうです。
僕は迷っているうちに即寝です。 後日写真整理で気がついたのですが、
ホテルでとったはずの写真が見当たりません・・・どうしたかな???


次回は英国版エコビレッジ『ホッカートンプロジェクト』の話です
『エコ旅どうでしょう!』はエコ空間デザイナー 西條 正幸 がお伝えしています

2012年05月31日

エコ旅どうでしょう!ENGLAND編 2

英国でエコ旅 その2
英国中部の街 リーズ市郊外 
『 ミーンウッド・バレー・アーバン・ファーム 』

昨日とはうって変わって、穏やかに晴れ渡る湖水地方を横目に
早々に荷物をまとめ、リーズの街を目指し出発。
ナビの案内で、目的地に着いた頃はすでにお昼を過ぎていました。
ミ-ンウッドバレイアーバンファーム (1)案内図.jpg
環境教育のためのセンターハウス・動物と触れ合える飼育施設・
有機農場・市民農園のレンタル・自転車のリサイクル修理・
ショップとカフェといった施設を整えたシティファームで、
約70000坪の広い敷地は市から低額で借り入れています。
子供たちの教育と、失業者の職業訓練や知的障害者の労働雇用
を目的としていて、政府からの援助の他、入場料と会費収入、
ファーム内でとれた有機認証の野菜や卵の販売、カフェの売上、
学校の授業利用、などの収入で運営をまかなっているようです。
ミ-ンウッドバレイアーバンファーム (14)センターハウスと浄化池.jpg
センターハウスは太陽熱を蓄熱するパッシブデザインを
取り入れていて、環境展示スペースとセミナー用の教室が見えました。
受付の女性に質問したのですが、あまり詳しいことはわからないようで???
ミ-ンウッドバレイアーバンファーム (34)池とショップ.jpg
施設の汚水排水をリードベッドと呼ばれる池で段階的に
浄化するシステムが見られるように工夫されていました。
奥にはカフェ・ショップ・小さな動物の飼育舎などがあります。
ミ-ンウッドバレイアーバンファーム (25)鶏.jpgミ-ンウッドバレイアーバンファーム (71)馬.jpgミ-ンウッドバレイアーバンファーム (39)ヤギ.jpg
ファーム内は、かわいい動物たちと、直接触れ合えるようになっています。
センターハウス裏の畑 (1).jpg
屋根が緑化されたセンターハウス裏手には、市民用のレンタル菜園
有機農場・車いすが楽に上がれる通路に沿ったガーデンがあります。
さらにその奥には、広い放牧地が広がっています。
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今日のランチは、ファームのカフェで 野菜スープをいただきました。
こちらでは、スープにはパンがセットになっているのでした。
さて次回は、ゲリラガーデナーの街、トドモーデンの話です。
『エコ旅どうでしょう!』は エコ空間デザイナー 西條 正幸 がお伝えします。

2012年05月29日

エコ旅どうでしょう!ENGLAND編 1

英国でエコ旅 * その1
海外へのエコ旅もご無沙汰だったのですが、しばらくぶりに
ゴールデンウイークを利用して2度目の英国の旅を終えてきました。
今回は、湖水地方やコッツウオルズにも立ち寄りながら、
シティファームやオーガニックガーデン・エコ環境施設やサスティナブル建築
など盛りだくさんのエコ旅報告特集であります。
千歳空港を朝飛び立ち、ソウル経由でロンドンへ降り立つと、夕刻。
ヒースロー空港でレンタカーを借りてランカスターまで約500キロ走りました。
旅のおともはオークションで買った海外対応「ガーミン」のカーナビです。
初日のホテルへ入ったのは間もなく日付けが変わる時刻でした。
この時期日が暮れるのは夜の9時近くで、時差ボケに追い打ちをかけます。
1日湖水地方を観光し、ホークスヘッドで1泊した後、最初の目的地へ向かいました。
イギリス*湖水地方へ行く
湖水地方 (4).jpg
最初の朝食、イングリッシュブレックファースト。今日だけはベジタリアン仕様です。
なかなか美味い・・・がしかしこの後10日間、同じような食事が続くのであります!
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湖水地方への移動、シンボルツリーのごとく咲き誇る桜の木をたくさん見かけました。
この時期、北海道よりも一足早く満開の桜。英国で花見とは洒落ています。
その昔、英国のプラントハンターたちが日本から持ち帰ったのでしょうか?
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ワーズワースの家に立ち寄りました。湖畔を見下ろせるすばらしいロケーションです。
当時の古い家具などが残されていて、中を見学できました。(撮影は×)
外壁をつたう、フジとクレマチスの花。旅の間、さまざまな場所で楽しめました。
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この日の宿、ホークスヘッドの近く、小高い丘に建つすてきな一軒家のB&B、
サマーヒルカントリーハウス。車いす対応のリフトエレベーターで部屋に直接
入ることが出来ます。朝食も旅の中では最高!4つ星評価に納得でした。
さて次回は、英国中部の町リーズ市のシティファームの話です。
「英国でエコ旅」は、エコ空間デザイナー「西條 正幸」がお伝えします。