ブログ|札幌市の注文住宅や新築一戸建住宅の見学会やエコなイベント情報

2011年10月15日

蔦(つた)

北海道は紅葉がすすんでいます。『えこすた』の外壁にからまる蔦も、なんとも言えない色合いとなりました。蔦と似た性質の植物として蔓がありますが、先日初めて聞いた名前の蔓は『びんぼう蔓』。別名:藪枯(やぶがらし)というそうです。「しばらくほうっておいたら、もうー、びんぼう蔓がたーっくさん増えちゃって・・・しらない?びんぼう蔓」という会話で知りました。写真を見ると、「ああ、これが!」という蔓でしたが、ビンボウってねぇ、なんだかねぇ。その謂れを聞いて、なんだか度は増してしまいました。そうそう、蔓(つる)ではなくて蔦(つた)の写真をどうぞご覧ください。
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道路側外壁
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このあたりの色合いはたまりません
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ダイヤースカモマイルはしっかりドライ
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朝、窓を開けると五線譜にオタマジャクシではなくて、ハトが並んでいました。チョーにぎやかな曲かと

2011年10月14日

ごみを集めてくれる

ビオプラス西條デザインのゴミは一般ゴミの収集日に出すことはできません。札幌市の場合は「事業所用ゴミ袋」というものに入れて週に一度の回収日に出す約束になっています。このゴミ袋は限られたお店でしか売っていません。今週はゴミ袋を切らしてしまい、回収日にゴミを出すことができませんでした。その回収日のこと、玄関を開けて「こんにちはー」という声が聞こえ、いつものようにシャチハタ印を持ちながら、「はーい」と顔をだすと、その方はゴミ回収の人でした。
ゴミ回収の人「あ、すみません。今週はゴミ回収しなくていいですか?」
わたし「あー。ゴミ袋を切らしちゃって出せなかったんです、ありがとうございますー!」
ゴミ回収の人「そうですか、今日はちょっと早い時間になったので、大丈夫かなと思いまして」
ということがありました。ゴミを回収してくれる人がいるんだよなあと、改めて思ったのと、こんな風に気を使ってくれると・・・うれし泣きしそうでした。見送るわたしの瞳には☆が輝いていたと思います。
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札幌市・事業所用ゴミ袋・10枚入り¥2184
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昨日、教えていただいたネット記事では東京電力の経営者責任についてわかりやすく伝えてくれました。『FUKUSHIMAの本質を問う(1)原発事故はなぜ起きた?』
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『HAIRO』ゴミ箱はありません
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食料自給率190%

2011年10月13日

板金のしごともしくは

家づくりの現場でも、多くの金物が使われています。金物メーカーも各社ありますので、ほとんどの金物は既製品でまかなえるのですが、ビオプラス西條デザインでは、どーも製作することが多いような気がしています。
例えば↓
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ステンレスを曲げ加工して作ってもらった沓摺り
※沓摺り・・・出入り口の床面に取り付けるもの
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A田さんの製作指示書には木型まで添付されていました
他にも穴がたくさん開いた丸いプレートや、換気用のネット付の四角いものや、さらには洗濯機パンまで作っていました。作ってくれる人が居るから出来ることでもあります。
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昨日の夕方から、たまーに「ぶーん」という生き物の音がしていたのですが、その主がなにかはわからずおりました。先ほど、顔をみせにきてくれました。
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想像ですが、きっと東北からフェリーに乗っていらっしゃったかと・・・
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陽の光が葉にあたり、きらきらきれいです
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今朝の紅葉・黄色が多くなってきましたぁ

2011年10月12日

おみやげインタビュー

わたし(以下なにもなし)「Y端建築士、研修旅行はいかがでしたか」
Y端建築士(以下Y)「・・・いやあ、太りましたね。泊まった旅館は、僕らが泊まる前日まではボランティアの人たちの宿泊になっていて、僕らの宿泊からが本当の営業になったとのことで、もう張り切ってくれて、料理がお膳に二つとかで、もう食べきれない量なんですが、そう言われると食べないわけにもいきませんから」
「そうだったんですかぁ。そりゃ、残すわけいかないわ。で、他には?」
Y「そうですねえ。仙台なんかは、もう解体した後っていう感じできれいになっちゃってましたね。基礎だけあるんだけど、これから建て込みはじめるような感じでした。木の家のひとたちは、みなさんいろいろ勉強しているから、原発の話とか勉強になりましたねえ。仕事ばかりしていちゃいけないなあって思いましたあー」
「(良かった。それを実感しただけでも、ねえさんはあなたを旅に出したかいがあるよ・・・)そうでしたかあ。基礎使えるのかな?・・・登米町とかはいかがでしたか?小学校とか行きましたか?」
Y「いやあ、良かったですよ。小学校はかっこよかったですね!でも、被害ありましたね。そのままのところもありました」(と写真をみせてくれる)「本州の田舎ってほんといいですよねえ。住みたいなあ」
登米町は歴史的街並みの残るところとして有名で、行きたいと思いつつ、行けなかった街でした。研修旅行の前日にSさんとお話をしていて、「登米町はずっと行きたい街だったんですよねえ・・・いえ、いいんです。自力で行きますから」とつい言ってしまいました(ほんとにイヤミじゃないんですよ。誤解されやすいんですよねぇ・・・)
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お土産1:松田のマヨネーズの卵は葛巻某所の平飼い卵を使っているそうです。今度、むらかみ農園の卵でマヨネーズ作ってみよーっと!
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宮城県名物:あぶら麩丼セット<北上食品工業>
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青森名物:いか崎家のせんべい汁セット(えー、せんべいを汁に入れるんですかー?)
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ずんだ餅風団子
バラエティー豊かなお土産をありがとうございました。

2011年10月11日

北海道神宮

食料自給率190%の北海道。夏から秋にかけては食べものイベント目白押しです。日曜日の朝『神宮マーケット』に出掛けてきました。場所は北海道神宮。朝の神宮の森は、清々しい空気に「満ち満ちている!」そんな感じでした。
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仏教建築ではこれを山門と呼びます(ここは神社建築です)。鰹木は5本です。
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表参道脇にある『六花亭』の休憩所では、お茶とあつあつの「判官さま」を無料で頂くことができます。六花亭大好きです。
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公園内にいるリスは人慣れしているそうですが、姿を見かけると嬉しくなるものです。ほんとうは嬉しいなんてものではなくて、心のなかで「きゃーっ!」と叫びながらついつい後ろをついて歩いてしまいます。
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こんな立て札もありましたが・・・
この季節の神宮の森。お勧めです。
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今朝の空
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ビオプラス西條デザインのスタッフは、先ほど研修旅行より帰るなり、現場へ出掛けてゆきました。
明日はお土産はなしなど・・・

2011年10月08日

たまご

Sさん以下ビオプラス西條デザインのスタッフ一同は夕べから研修旅行に出発。A田さんは現場番、わたしは電話番で居残りです。研修報告をお待ちしております。
「ねたがねーんだよ」と言うお鮨やさんはいるのでしょうか。お鮨やさんじゃないので、そんなことを言う日もあります。そして菜園ノートを開いてみると、10月は「醸成月」とありました。お米の収穫も終えた頃は、そろそろ酒の仕込みの準備をしなければならない頃でもありますので、栗山町・小林酒造さんへ行ってきました。
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蔵を展示スペースとしています。レンガの積み方はイギリス積みやドイツ積みなどもありますが、こちらはオランダ積みでした。
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中庭には・・・むかーしの蒸し機?ボイラー?
あーあ忘れちゃいまちた。立て看板読んだのですが・・・興味ない分野だった模様
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明治33年築の木造住宅の軒先には杉玉
全国に数ある造酒屋のなかでも、小林酒造は規模が大きいと思います。イベントもたくさんされていて、営業活動にも力を入れていますね。
それにしても。むらかみ農園さんの卵と北海道産軟白ねぎの組み合わせはベストマッチです。むらかみさんの卵を食べる前は、週に2,3個しか卵は食べませんでしたが、今では2週間に12個!・・・食べすぎですか?
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食べおえると、また明日も食べたいと思うんです

2011年10月07日

「たいへんだ。山に木の実がたりない」

と、言っても誰もふり返りはしないと思いますが、「熊がでた!」と言うと誰もがふり返ると思います。昨日の夕方から夜にかけて、頻繁に鳴ることのないわたしの携帯電話からは繰り返し受信音がなりました。すべては東京からでキーワードは「熊」。
メールでは「夕方のニュースで、Iまるの自宅近くで熊出没しているって!!帰り道、気をつけてくださいね(サイレンマーク)」←(ここのあたりは、ネオンとかピカピカしてるから熊も怖くて、出てこないと思うよ)とか。
「・・・近所迷惑なくらい熊よけの鈴鳴らして帰るんだよー」←(通勤時に鈴持ってあるかないっしょ。っていうか鈴じたい持っていないしー!)とか。
友「・・・気をつけてねー」
わたし「気をつけても会うかもしれないしねぇ。会ったら死んだふりするしかないかなぁ」
友「ダメらしいよ、死んだふり。」
わたし「そうか。じゃ、テレパシーで”わたしは美味しくないです”って言うしかないかな」
友「・・・じゅうぶん、美味しそうだと思うよ」
(たしかに)
とひとしきり笑う時間になってしまいました。しかし、昨日も今日も朝のラジオニュースでは「ゴミを外に置かないことなど、気をつけましょう!」と真剣に伝えていました。熊は基本的には怖がりで、自ら進んで人を襲う動物ではないと思いますが、人に会うと敵とみてしまうんでしょうね。
今年は山で笹の花が咲いた年。実りものがない年だと昔から言われていたそうです。札幌市内に出てきた熊は、若い熊で好奇心もあり出てきたものだというお話もありますが、基本的には山にたくさん食べ物があれば街には出てこないと思います。わたしたちは農家が作ってくれる作物を食べることが出来ますが、熊はそうは出来ないですから、ほんとうに気の毒に思います。鹿などは農家の畑ものを頂いているそうですが。アスファルトの上を歩く熊の姿を想像しただけで、せつなくなります。
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オンコの実(関東ではイチイと呼ばれています)は甘くて美味しいです
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山にたくさん栗の木があればなぁ
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これは熊の食べ物にはならないですね。はまなすの実

2011年09月30日

おつかれさまでした

今日はビオプラス西條デザインのKさんの、お祝いと共にある送別会です。
さくさく、ちゃくちゃくと仕事をするKさん。見習いたいです。良い意味で、とても常識的なものの見方をするKさん。共感します。クールを装っていますが、実はお喋り好きなKさん。そんなギャップが魅力的です。元気な赤ちゃんとお会いする日を楽しみにしていますよ!!!
☆関係者の皆様、万障お繰り合わせの上、会場へお集まりくださいませ。
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FIL2011-9月号発刊
今月号の特集は札幌国際映画祭(知らなかったー)!
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先日、読んだコラムに西岡常一さんの言葉がありました。わたしも自身も『木のいのち木のこころ』(草思社)を人からお借りして読みましたことを思い出しました。そのコラムの抜粋部分をそのままここに転載させてもらいます。
 西岡常一さんは、法隆寺の昭和の大修理(1300年ぶりといわれる)を行った宮大工の棟梁である。『木のいのち木のこころ〈天〉』(草思社)から、彼の言葉を少し長いが引き出してみる。
「口伝に『堂塔建立の用材は木を買わず山を買え』というのがあります。飛鳥建築や白鳳の建築は、棟梁が山に入って木を自分で選定してくるんです。それと『木は生育の方位のままに使え』というのがあります。山の南側の木は細いが強い、北側の木は太いけれども柔らかい、陰で育った木は弱いというように、成育の場所によって木にも性質があるんですな。山で木を見ながら、これはこういう木やからあそこに使おう、これは右に捻(ねじ)れているから左捻れのあの木と組み合わせたらいい、というようなことを見わけるんですな。これは棟梁の大事な仕事でした。今はこの仕事は材木屋まかせですわ。ですから木を寸法で注文することになります。材質で使うということはなかなか難しくなりましたな。材質を見る目があれば、この木がどんな木か見わけられますが、なかなか難しいでな」
「この大事なことを分業にしてしまったのは、やっぱりこうしたほうが便利で早いからですな。早くていいものを作るというのは悪いことではないんです。しかし、早さだけが求められたら、弊害が出ますな。製材の技術は大変に進歩しています。捻れた木でもまっすぐに挽(ひ)いてしまうことができます。木の癖(くせ)を隠して製材してしまいますから、見わけるのによっぽど力が必要ですわ。製材の段階で性質が隠されても、そのまま捻れがなくなるわけではありませんからな。必ず木の性質は後で出るんです。それを見越さならんというのは難しいでっせ」
「そうした木の性格を知るために、木を見に山に入っていったんです。それをやめてどないするかといいましたら、一つは木の性格が出んように合板にしてしまったんですな。合板にして木の癖がどうのこうのといわないようにしてしまったんですわ。木の性質、個性を消してしまったんです。ところが癖というのはなにも悪いもんやない、使い方なんです。癖のあるものを使うのはやっかいなもんですけど、うまく使ったらそのほうがいいということもありますのや。人間と同じですわ。癖の強いやつほど命も強いという感じですな。癖のない素直な木は弱い。力も弱いし、耐用年数も短いですな。ほんとなら個性を見抜いて使ってやるほうが強いし長持ちするんですが、個性を大事にするより平均化してしまったほうが仕事はずっと早い。性格を見抜く力もいらん」
「曲がった木はいらん。捻れた木はいらん。使えないんですからな。そうすると自然に使える木というのが少なくなってきますな。使えない木は悪い木や、必要のない木やというて捨ててしまいますな。これではいくら資源があっても足りなくなりますわ」
「依頼主が早よう、安うといいますやろ。あと二割ほどかけたら二百年は持ちまっせというても、その二割を惜しむ。その二割引いた値段で「うちは結構です」というんですな。二百年も持たなくて結構ですっていうんですな。千年の木は材にしても千年持つんです。百年やったら百年は少なくても持つ。それを持たんでもいいというんですな。ものを長く持たせる、長く生かすということを忘れてしまっているんですな。昔はおじいさんが家を建てたらそのとき木を植えましたな。この家は二百年は持つやろ、いま木を植えておいたら二百年後に家を建てるときに、ちょうどいいやろといいましてな。二百年、三百年という時間の感覚がありましたのや」
(村山昇)

※製材の技術のところ。今のプレカット現場でも、木の癖を見極められる人が挽いている工場もあります。「この人がいないと、本当に困るんです!」と言われながら機械に向かっていました。

2011年09月28日

住まいnet北海道

昨日の夕方のこと。住まいnet北海道のOさんがいらしたので、お茶をお出したところ。Sさんに「名刺わたして」と言われ、思わず「なんで?」と失礼な物言いをしたのはわたくしです。いえ、もう何度もお会いしていますしね、名刺コレクションとかしていませんし・・・その昔、名刺じゃんけんとかありましたね。子供の頃、襖の陰から見ていました。セピア色です・・・
ということで。『住まいnet北海道』とは「住宅事例とインテリアのデザインブック」です。新ためてページをめくってみますと、写真を中心とした構成がわかりやすく、とても見やすい雑誌ですね、Oさん。地元工務店と設計事務所もピックアップし易いように思います。
hpはこちらです。
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今月号は「小さな家で、大きく暮らす」特集(ビオプラス西條デザインも掲載されています)
表紙もかわいいです。

2011年09月27日

秋は夕暮れ

「夕日のさして、山の端いとちこうなりたるに」とあるように秋の夕陽の頃は良いものです。(って、毎年書いているような気もします)日本で夕陽のきれいなところは、たくさんあるかと思います。北海道ですと留萌や増毛のあたり、大きな夕陽が海に落ちてゆく姿はため息がでるほどです。山陰・松江の宍道湖の夕陽も有名ですね。いつかの旅の写真を。
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旧大社駅(ホームです・・・すんません)
設計者:曽田甚蔵(高尾駅も設計されています!そうそう、高尾もお勧めですねえ)
竣工:1924年(大正13年)
構造規模:木造平屋441㎡(約133坪)
趣のある駅舎は一見の価値ありです。現在はイベントなどで使用されています。公開されていますので、山陰への旅の際にはお立ち寄りをお勧めします!
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大社駅前からの夕陽の眺め・・・大きいんですよぉ
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宍道湖の夕陽は、時間ごとに落ちてゆく様を追いかけるように見てしまいます
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うさぎは登ってくる月をずうっと待っていました
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旅は良いですねえ。
思わぬ出会いがあるものです。ホテルのお風呂で声をかけてくださった、ドイツからいらした方は北海道ご出身ということで、お話も盛り上がりメールで写真を交換しあったり、出雲大社境内では自分の両親と同じ頃のご夫婦と目が合って微笑み返したことで記念写真を撮り、後日写真を送っていただき、添えられたご主人さまからのお手紙は「Iさんは、ちょっと太り気味なのが心配です。もうちょっとやせたほうが良いと思います」と爆笑ものだったり。旅の出会いならではコミュニケーションができるものです。
・・・やはり、太りすぎでしょうか?心配の言葉をかけられることが時々あるんですよねぇ・・・